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2015.10.12
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「第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走」で優勝(3年ぶり2回目)
2015年10月12日(月・祝)、「第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走」が開催され、本学は2時間9分05秒の記録で、2012年開催の第24回大会以来、3年ぶり2回目の優勝を飾りました。
同大会は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつで、27回目を迎える今大会には、シードチームと関東、関西、九州、東海、中国・四国の各地区から推薦された大学チーム、地区学連選抜チームおよびアイビーリーグ選抜の計21チームが参加。出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前までの45.1kmを6名のランナーがタスキをつないで競いました。
三大駅伝初戦となる今大会、本学チームは、三大駅伝経験者の上級生(4年生3名、3年生1名)と力をつけてきた三大駅伝未経験の下級生(2年生2名)を組み合わせた布陣でレースに臨みました。
1区(8.0㎞)を走るのは、今夏に開催された第28回ユニバーシアード、男子ハーフマラソンで優勝し、レースを経験するごとに成長を続けている小椋裕介選手(社会情報学部4年)です。1年生の時から同区間を任され、コースを熟知している小椋選手は、常にトップから離されないように冷静な走りで落ち着いてレースを展開し、トップから15秒差の2位で2区にタスキを渡しました。
同駅伝中、最短距離の2区(5.8㎞)を任されたのは、2年生になって走力が増し、今年に入って5000m、10000mの自己記録を更新した中村祐紀選手(国際政治経済学部2年)です。中村選手は、三大駅伝初出場の緊張の中でも、トップからできるだけ離されないよう、堅実な走りで無難にレースをまとめ、24秒差の2位で3区にタスキをつなぎました。
今大会、各校がエース級の選手を配置した3区(8.5㎞)を託されたのは、走りに対する天性の素質を持ち、第24回大会の本学優勝時にも同区間を任された久保田和真選手(教育人間科学部4年)です。今シーズン、一度も故障することなく、万全の体勢で駅伝シーズンを迎えることができた久保田選手は、トップから見える位置でタスキをもらうと、序盤からハイペースでレースを進め、驚異的な追い上げをみせてゴール直前で逆転。後続に5秒の差をつけ、トップで4区にタスキを手渡しました。
4区(6.2㎞)を任されたのは、今シーズンになり急速に力をつけ、原晋監督が「次世代のエース候補」と目する三大駅伝初デビューの下田裕太選手(教育人間科学部2年)です。今シーズン、チームの誰よりも練習を積み、走りに安定感を増した下田選手は、序盤から中盤にかけて2位チームと並走するものの、ラスト1㎞の地点でスパートをかけ、意地の走りで首位をキープ。5区にタスキをつなぎました。
5区(6.4㎞)を走るのは、一昨年の全日本大学駅伝への出場経験はあるものの、出雲駅伝には初登場の山村隼選手(法学部 4年)です。昨シーズンの三大駅伝のレースに出られなかった悔しさをバネに貪欲に練習に打ち込んで走力を上げ、努力で出雲駅伝出走メンバーの切符をつかみ取った山村選手は、力強い走りでトップから離されないようにレースを展開。ゴール直前でトップを譲るものの首位とは僅か1秒差の2位で最終区にタスキを託しました。
同駅伝の最終区間であり最長区間の6区(10.2㎞)をゆだねられたのは、今夏開催のユニバーシアード 男子ハーフマラソンで銀メダルを獲得し、本学の絶対的エースになりつつある一色恭志選手(経営学部3年生)です。ユニバーシアード経験後、目標を世界に向け、普段からレベルの高い練習を確実にこなしている一色選手は、レース開始直後から自分のペースでレースを推し進め、中盤以降、じわりじわりと後続を突き放し、2位に38秒差をつけてフィニッシュ。「優勝」のゴールテープを切りました。
今大会、本学が、栄冠を勝ち取ることができたのは、普段から地道に質の高い練習を積んだ結果、出場した選手ひとりひとりが走力をつけ、トップから離されないようなレースを展開することができた結果といえましょう。
本学駅伝チームは、今シーズン、三大駅伝すべてで優勝することを目標にかかげています。次に開催される「全日本大学駅伝」(11月1日(日)開催)でも、本学チームの活躍が期待されます。
なお、沿道に駆けつけて応援してくださった皆さま、テレビの前をはじめ、応援してくださった皆さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
【原晋監督コメント】 たくさんの応援ありがとうございました。選手は、全員よくがんばってくれたと思う。 1区の小椋選手は想定していたトップとのタイム差(10秒差)よりも、少し遅れて中継所にきたが、ボトムラインのタイムロスでレースをまとめてくれたと思う。 2区の中村選手については、(三大駅伝)初レースだったため、どんな走りをするかをみていたが、初レースの緊張の中でも堅実にレースをまとめてくれた。 3区の久保田選手は、中盤、なかなか差が縮まらないと思ったが、最後はゲームチェンジャーとして力を発揮してくれ、試合を振り出しに戻してくれた。この3区が終わった時点で、4区・5区と大きく崩れない限り、優勝できるかなと思った。 4区 下田選手、5区 山村選手は、トップから離されないように無難にレースをまとめ、自分たちの役割をしっかりと果たしてくれたと思う。 6区の一色選手については、大満足な走りだった。彼が持つ100%の力を出し切ってくれたと思う。 今回のレースは、タイム差以上に「選手たちの強さを感じた」レースだった。11月の全日本大学駅伝では、距離が長くなるが、さらに青学の強さを出したレースにしていきたい。 引き続き、応援よろしくお願申し上げます。 |
区間 | 走者氏名 | 上段:区間記録 下段:通過記録 |
上段:区間順位 下段:通過順位 |
1区 (8.0km) |
小椋 裕介 (社会情報学部 4年) |
22:49 22:49 |
2位 2位 |
2区 (5.8km) |
中村 祐紀 (国際政治経済学部 2年) |
16:08 38:57 |
4位 2位 |
3区 (8.5km) |
久保田 和真 (教育人間科学部 4年) |
24:11 1:03:08 |
1位(区間記録) 1位 |
4区 (6.2km) |
下田 裕太 (教育人間科学部 2年) |
18:10 1:21:18 |
6位 1位 |
5区 (6.4km) |
山村 隼 (法学部 4年) |
18:36 1:39:54 |
2位 2位 |
6区 (10.2km) |
一色 恭志 (経営学部 3年) |
29:11 2:09:05 |
2位 1位 |
3年ぶり2回目となる優勝のゴールテープを切ったアンカーの一色恭志選手
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1区 小椋 裕介選手
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2区 中村 祐紀選手
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3区 久保田 和真選手
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4区 下田 裕太選手
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5区山村 隼選手