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野原みゆきさん(社会情報学・博士前期2年)の研究発表が、日本質的心理学会第12回大会「最優秀ポスター賞」を受賞

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2015.11.21

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野原みゆきさん(社会情報学・博士前期2年)の研究発表が、日本質的心理学会第12回大会「最優秀ポスター賞」を受賞

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野原みゆきさん(社会情報学研究科社会情報学専攻ヒューマンイノベーションコース博士前期課程2年、高木光太郎教授研究室所属)が、2015年10月3日(土)~4日(日)に宮城教育大学で行われた「日本質的心理学会第12回大会」での研究発表で「最優秀ポスター賞」を受賞しました。

同賞は、日本質的心理学会が開催する学会大会(年1回開催)内で行われたポスター発表の中で、同学会理事長、理事、大会実行委員による審査(審査項目:「研究の新規性」「研究内容の構成」「質的な研究方法としての有効性」)の結果、同学会が最も優秀であると認めた発表に対しておくるものです。第12回大会では、一般の研究者による発表も含めて110件の発表があり、うち3件に同賞がおくられました。

野原さんの研究発表のタイトルは、「同化政策経験の想起の『語りにくさ』に関する心理学的研究―アメリカ統治下の沖縄における方言札を事例として-」です。
従来の差別体験に関する記憶研究では、当事者自身が「差別を受けた」と認識しているタイプの人々の想起に研究の焦点が置かれている傾向があります。これに対して、野原さんは、老年期の沖縄人の「方言札」に関する想起をとおして、差別を受けたという認識がないにもかかわらず、後に差別体験として社会的に再解釈された際、当事者は自伝的記憶をどのように再編成するのか、その過程を明らかにしました。

野原さんの研究は、「方言札」という集合的記述を取り上げ、その経験を記述したこと自体の歴史的意義、おもしろさ、今後の分析の深化への期待等が評価され、同賞に値すると認められました。