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宮井悠真さん(理工・博士前期2年)が「日本材料学会 第65期優秀講演発表賞」を受賞

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2016.6.28

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宮井悠真さん(理工・博士前期2年)が「日本材料学会 第65期優秀講演発表賞」を受賞

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宮井悠真さん(理工学研究科・博士前期課程 機械創造コース2年、小川武史教授研究室所属)が、2016年5月28日(土)・29日(日)、富山大学 五福キャンパスで開催された「日本材料学会 第65期学術講演会」における研究発表で「日本材料学会第65期 優秀講演発表賞」を受賞しました。

同賞は、年1回開催される日本材料学会学術講演会で研究発表を行った満35歳未満の会員の中で、審査員(専門家)による採点審査の結果、特に優秀な発表であると認められた発表者におくられるものです。


宮井さんの研究発表タイトルは「オーステナイト系ステンレス鋼の疲労亀裂進展特性に及ぼすボロン添加の影響」です。原子力発電所における使用済燃料貯蔵ラックなどには、耐食性に優れ、延性に富む材料であるオーステナイト系ステンレス鋼に中性子吸収能力の高いボロン(B:ホウ素)を添加した材料(B-SUS)が使用されています。ボロンを添加することで以前から、B-SUSの破壊靭性*1は低くなることが知られていましたが、繰返し荷重(周期的に外部から加わる力)による疲労亀裂が進展して破壊に至るメカニズムは必ずしも明らかではありませんでした。そこで、宮井さんは本研究において、系統的な試験を行ない、疲労亀裂進展特性*2 と破壊靭性 を採取し、B-SUSの破壊メカニズムを検討しました。その結果、ボロン添加は破壊靭性を低下させますが、疲労亀裂進展特性にほとんど影響しないという、新たな知見を得ました。

同講演会では、一般の研究者による発表も含めて優秀講演発表賞の対象となる研究発表が81件あり、うち8件に同賞がおくられました。

*1:破壊靭性・・・大きな外力が作用した時の亀裂の進展に対する材料の抵抗力
*2:疲労亀裂進展特性・・・材料が繰り返し外力を受け続けた状態で形成される亀裂が成長する性質