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2022.02.08

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蒔苗宏紀さん(理工学研究科)が「The 48th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry (ISNAC2021)」で「ISNAC Outstanding Poster Award in 2021」を受賞

2021年11月10日(水)~ 11月12日(金)、オンラインで開催された「The 48th International Symposium on Nucleic Acids Chemistry (ISNAC2021)第48回国際核酸化学シンポジウム/日本核酸化学会第5回年会」において、蒔苗宏紀さん(理工学研究科理工学専攻生命科学コース博士後期課程1年・田邉一仁教授研究室)が「ISNAC Outstanding Poster Award in 2021」を受賞しました。

同会議は、核酸化学に関わる研究者が最新の研究成果を発表し、情報交換をする目的で、年に一度開催される国際会議です。この賞は、学生による研究発表のうち、卓越した研究発表に贈られるもので、2021年度は117人が発表し、そのうちの5人が受賞しました。

蒔苗さんの研究成果が優れていただけでなく、英語での発表が優秀であったことが評価され、受賞に至りました。

蒔苗さんの発表題目は、「SERS-Based detection of intracellular oligonucleotides by using acetylene-tagged Hoechst molecules(アセチレン修飾Hoechst誘導体のラマン散乱光を活用した細胞内核酸の検出)」です。細胞内遺伝子を検出する手法論の確立が近年求められておりますが、蒔苗さんは複数個の細胞内RNAを同時検出可能な新手法を核酸結合分子Hoechstのラマン散乱光計測を用いて実現しました。また、蒔苗さんは同研究内容を「Surface-Enhanced Raman Scattering Identification of Nucleic Acid Targets by Acetylene-Tagged Hoechst Molecule Binding with DNA-Tethered Gold Nanoparticles」として学術論文ACS Applied Nano Materials誌に発表しました。

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