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2022.06.29

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国際政治経済学部40周年記念イベントを開催

2022年6月18日(土)、国際政治経済学部40周年記念イベントを開催しました。

ライブ配信を行った青山キャンパス大学17号館本多記念国際会議場には、在学生や教職員が参加し、ハイブリッド形式で進行しました。第一部は、上坂嵩さん(2011年度国際政治学科卒業/メ〜テレ(名古屋テレビ放送)アナウンサー)が司会を務められました。

最初に、末田清子教授(国際政治経済学部長・同研究科長)が開会ご挨拶として、「国際系学部の草分けとして創立された国際政治経済学部(SIPEC;SCHOOL OF INTERNATIONAL POLITICS,ECONOMICS AND COMMUNICATION)が、今年創立40周年を迎えられたことに感謝申し上げます。創立以来本学は、グローバル社会を牽引するリーダー育成を目指しています。本日は、「Globalization begins within~グローバリゼーションはあなたの心の内から~」と題して、白川先生の基調講演をはじめ、卒業生6名の方からのお話をうかがいます。私たちが学部の在り方を考える一助となるばかりではなく、在校生のキャリア形成に寄与する機会となれば幸いです。」と語りました。

基調講演は、「日本の経済・社会の将来を考える」と題して、白川方明青山学院大学特別招聘教授(国際政治経済学部非常勤講師、前・日本銀行総裁)が講演しました。まず、日本銀行総裁としての経験を事例を交えながら紹介しました。そして今後の日本について、「日本における人口減少による成長率低下の影響はこれから本格化し、個人の労働生産性の上昇率を高めていくのかが大きな課題です。金融政策のみでは限界があります。一人一人がどのような社会や経済を作りたいかという思いに結局は依存しています。データと分析の見える化をもって現状を正確に認識し、真の課題について真剣な議論を行い、持続性や社会や経済を可能にする一致点を探ることが重要です。」と提言しました。

講演に関する質疑応答の後、若者へのメッセージとして、「現状を放置すると今の若者が将来どのような影響を受けるか考えていただきたい。今後さらにグローバル化が進み、学びの競争も全世界ベースで激化する、その認識を強く持ってほしいと思います。みなさんには世界に挑戦していってほしいです。」とエールを送りました。

第二部では、金融、国際機関、製造業、エンターテインメント、IT、報道機関で活躍する6名の卒業生が、「卒業生から得る学び」と題して、さまざまな分野でのご経験を踏まえて、SIPECでの学びが、どのようにキャリアに結びついたかについて、それぞれの立場からプレゼンテーションをしてくださいました。

まず、国際政治学科3年 高木郁弥さんの司会のもと、3名の卒業生がお話されました。

続いて、国際コミュニケーション学科3年 深澤優奈さんに司会を交代して、さらに3名の卒業生からお話をうかがいました。

合計6名の卒業生の講演後、在学生との質疑応答が交わされました。先輩である卒業生の現在の活躍をはじめ、学部での学び、外交・国際公務等指導室やインターンシップをはじめとする課外活動等で身に付けたこと、さらには留学経験等が、社会でどのように生かされているかを知ることができました。そして主体的に行動を起こす力や、コミュニケーションや人との繋がりの重要性を認識し、一人一人がキャリア形成や生き方について考えるとても貴重な機会となりました。

末田清子教授、上坂嵩さん、そして桑野慎弓さん(2013年度国際経済学科卒業/国際政治経済学部同窓会会長)
による閉会の挨拶をもって、イベントは盛況のうち幕を閉じました。

40年前に国際系学部の草分けとして創立された国際政治経済学部は、これからも専門性や国際性を高める独自の学際教育を柱として、世界の多様な人々と協働し、国際社会で活躍できる人材を育てていきます。

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