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2025.05.26
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【比較芸術学科】尾上菊之助氏が特別講義を実施

2025年4月21日(月)、文学部 比較芸術学科の1年次必修講義「西洋の文芸と演劇映像A」において、八代目尾上菊五郎襲名予定の尾上菊之助氏(講義実施時)による特別講義を行いました。
講義では、菊之助氏が「尾上菊五郎」の歴史や、襲名披露興行の公演『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』などの作品について解説を行いました。 そのほか、襲名に対する自身の思い、尾上丑之助から六代目尾上菊之助を継ぐご子息とのエピソードや演技に対する心構えなど、ときおり実演を交えながら、学生たちも引き込まれ聞き入りました。
また、歌舞伎の古典演目「時代物」における忠義、「世話物」における人情など、歌舞伎の根底にある「思いやり」の大切さを学生たちに伝え、演じる「役」の本質に向き合い、役の「心」を第一に表現することを心がけ、襲名後も立役、女形、さまざまな役に挑戦し、伝統を受け継いでいきたいと熱心に語りました。菊之助氏の熱意が学生たちに伝播し、講義後は学生からたくさんの質問もあがり、深く心に残る講義となりました。
本学の文学部 比較芸術学科では、幅広い芸術分野の中から特に美術・音楽・演劇映像の3分野において、「五感を総動員して芸術を学ぶ」というモットーのもと、理論の学習や資料読解のほかに、芸術の鑑賞体験も重視しています。
