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2010.04.10

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社会情報学部の増永良文教授が、「第15回先進応用のためのデータベースシステムに関する国際会議(DASFAA 2010)」で「DASFAA Outstanding Contributions Award」と「Excellent Demonstration Award」を受賞

社会情報学部の増永良文教授が、2010年4月1日から4日にかけて筑波大学(茨城県つくば市)で開催された「第15回先進応用のためのデータベースシステムに関する国際会議(DASFAA 2010)」において、「DASFAA Outstanding Contributions Award」と「Excellent Demonstration Award」を受賞しました。

この会議は、日本と韓国が中心となって1989年にソウルで開催したのが始まりで、その後発展を続け、現在ではアジアと汎太平洋地域の最も権威あるデータベース関連の国際会議となっています。今回のDASFAA 2010は筑波大学と日本データベース学会が共催し、そこに世界各国から300人余りの研究者が集い、4日間にわたり招待講演、研究論文発表、産業論文発表、デモンストレーション発表、パネル討論、チュートリアル、併設ワークショップ、そして表彰が行われました。なお、会議議長は筑波大学大学院システム情報工学研究科の北川博之教授が、名誉会議議長を日本データベース学会の会長である増永教授が務めました。

「DASFAA Outstanding Contributions Award」は、増永教授の長年にわたるDASFAAへの貢献に対して授与された賞です。増永教授はこれまでDASFAAの実行委員長、プログラム共同委員長、DASFAA運営委員会の委員長やアドバイザを務め、DASFAAの興隆に卓越した貢献があったとして表彰されました。

同時に、優れたデモンストレーション発表に与えられる「Excellent Demonstration Award」も共同で受賞しました。受賞対象は、増永教授が研究代表者として推進してきた科学研究費補助金(基盤研究(B))「社会科学の新しい研究方法論としての統合型ウェブマイニング環境の開発研究」で開発してきたウェブマイニングツールSERPWatcherのデモンストレーションです。22件のデモンストレーションから1件のBest Demonstration Awardと2件のExcellent Demonstration Awardが表彰されました。システムの完成度やSERPWatcherが社会科学の新しい研究方法論となるであろうという先進性がとても高く評価されました。