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2019.10.03

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「CEATEC 2019 Co-Creation PARK」に初出展

理工学部では、様々なデータをセンシングし、情報処理技術を用いて分析・知識化に繋げ、創出したアウトプットより、企業・社会課題の解決に資する研究や新しい情報通信社会インフラに寄与する研究を行っています。
2019年10月15日(火)から18日(金)、理工学部電気電子工学科の2研究室と情報テクノロジー学科の1研究室が、幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクス分野の最先端技術や製品を発表する国際展示会「CEATEC 2019」Co-Creation PARK (スタートアップ&ユニバーシティゾーン)に初出展します。

今年のCEATECの開催テーマは『つながる社会、共創する未来』。あらゆる産業・業種による「CPS/IoT」と「共創」をテーマとしたビジネス創出のための、人と技術・情報が一堂に会する場とし、経済発展と社会的課題の解決を両立する「超スマート社会(Society 5.0)」の実現を目指しています。

この機会に、企業の皆様、学生、一般ご来場者の方々のご来場を心よりお待ちしています。

入場料は無料(全来場者登録入場制)。なお、入場にはオンラインでの登録が必要です。
イベントの詳細および、お申込み方法等、詳細は「CEATEC 2019」公式サイトをご確認ください。

日時:2019年10月15日(火)~18日(金)10時~17時
場所:幕張メッセ ホール8
   Co-Creation PARK (スタートアップ&ユニバーシティゾーン)


出展テーマ・研究室・出展内容

●原子1層のグラフェンを用いて作成した透明アンテナ (小間番号:E072-18)
理工学部 電気電子工学科 黄晋二教授研究室

黄研究室では、厚さがわずか炭素原子1層分の透明な導電性シート「グラフェン」を用いた透明アンテナを開発しました。本技術により、シルエットを損なうことなく無線機能を付与することができ、ビルや自動車の窓ガラスの透明性を維持したままアンテナ機能を付与することができます。グラフェンを用いることで、従来のアンテナでは不可能であった完全メタルフリー、かつ、フレキシブルで超軽量な次世代のアンテナの実現が可能です。

●非接触計測に基づく感性計測・モデリング手法の研究 (小間番号:E072-19)
理工学部 電気電子工学科 野澤昭雄教授研究室

野澤研究室では、“感覚から心理までの情報処理過程の個人性” と定義される「感性」の計測とモデリング手法の研究を行っています。低コスト・低拘束な自律神経系活動指標による感性計測は、生理機構に裏付された客観性を有し一様な解釈が可能です。近年では自律神経系活動指標の中でも、遠隔から計測可能な顔面皮膚温度分布を中心とした心臓血管系・温熱系指標に基づく感性モデリングを進めています。

●映像やものづくりのための物理シミュレーションと設計 (小間番号:E072-20)
理工学部 情報テクノロジー学科 楽詠灝准教授研究室

楽研究室では、物理シミュレーションによりモノの見え方や動きを予測する技術や、物理則に基づいた設計手法を開発しており、映像制作やものづくりに応用しています。モノの見え方を写実的に再現するため、物体間での光の相互反射や、媒質中での光の多重散乱を考慮した光学シミュレーションを高精度かつ高効率に行う手法を開発しています。また、モノの動きを予測するため、物質点法に基づく粘弾塑性体のシミュレーションにより、クリームなどの非ニュートン流体や粉体を扱う方法を開発しています。さらに物理則を考慮した設計として、目的の画像に集光できるレンズ形状の設計法などを開発しています。

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