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2019.11.21

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柏木誠助教(理工学部)の研究プロジェクトが、科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に採択

理工学部化学・生命科学科の柏木誠助教(理工学部・重里有三教授研究室)の研究プロジェクトが科学技術振興機構(JST)・戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に採択されました。「さきがけ」プログラムは国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズを踏まえ、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な基礎研究を推進することを目的としており、科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出するためのネットワーク型研究であると定義されています。
今回採択された研究課題名は「非秩序系構造材料の非平衡結晶構造制御による新規熱輸送技術の確立」です。研究領域は「熱輸送のスペクトル学的理解と機能的制御」で採択されました。理工学部では機能性無機アモルファス(非晶質)薄膜材料の合成プロセス、放射光や振動分光法によるアモルファス薄膜の構造解析法、先進的な薄膜熱物性解析法を確立する研究が精力的に行われてきました。それらのポテンシャルを駆使しながら、エネルギーの高効率化や先進的熱デバイスを実現するための基礎研究を推進します。
理工学部化学・生命科学科では、すでに2017年度に岡島元助教(理工学部・坂本章教授研究室)の研究プロジェクトが「さきがけ」に採択され「ラマン温度イメージングによる分子選択的な熱分析」が推進されています。岡島助教のプロジェクトも柏木助教のプロジェクトも、化学を切り口に熱や温度という分野横断的な研究に取り組む、独創的かつ挑戦的な先端研究です。これらの「さきがけ」プロジェクトは理工学部附置先端技術研究開発センター(CAT)で行われています。CATは、若手研究者がこれらのような先進的な研究プロジェクトを加速的に推進できるよう、力強くサポートしています。

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