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2020.07.02

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加藤岳大さん(理工学研究科)と石井峻さん(同研究科)が「DICOMO2020シンポジウム」で「ヤングリサーチャー賞」受賞

2020年6月24日(水)~26日(金)にオンラインで開催された「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2020)シンポジウム」(以下、DICOMO2020シンポジウム)において、LOPEZ, Guillaume(ロペズ ギヨーム) 教授研究室の加藤 岳大さん(大学院理工学研究科理工学専攻知能情報コース2年)と石井 峻さん(大学院理工学研究科理工学専攻知能情報コース1年)が、優れたプレゼンテーションを行った30歳未満の方に対して贈られる「ヤングリサーチャー賞」を受賞しました。

「DICOMOシンポジウム」は、一般社団法人情報処理学会のマルチメディア通信と分散処理(DPS)研究会等が主催するもので、ネットワークに関する研究分野の学術的な研究論文のみならず、事例報告、問題提起などの論文も対象として、研究者間で活発な議論を行う場として毎年開催されているシンポジウムです。

今年度(2020年度)に行われた「DICOMO2020シンポジウム」では、「アフターデジタル ~人中心に全てがつながる情報技術~」を統一テーマとし、多くの研究者により全体で221件の論文が発表され、26件が「ヤングリサーチャー賞」に選ばれました。
同賞を受賞した加藤さんの論文は、「加速度センサを用いた包丁技術向上支援システムの提案」と題し、調理初心者に対して、調理の基本である包丁技術を向上させるためのシステムを提案しその有効性を示しました。この提案システムは柄先に装着可能な慣性センサを用いて、初心者の包丁動作を計測、熟練者のと比較し、タブレット型まな板にリアルタイムでフィードバックを行うことで初心者の技術向上を支援しています。
同じく受賞した石井さんの論文は、「ExerSense: Real-time Exercise Segmentation, Classification and Counting using IMU」と題し、汎用型慣性センサを用いた、アウトドア型とインドア型の運動動作を高精度で判定するとともに、リアルタイムにその回数を数えることができる手法を提案。また、この提案手法ではとても簡単に新しい運動動作にも適用でき、仮想ドッジボールゲームへの応用にてその有効性を示しました。

なお、加藤さんの論文は、他、以下3名の方が共同執筆者としてかかわっています。
小林 花菜乃氏 (論文執筆当時(2019年度)、理工学部情報テクノロジー学科4年)
横窪 安奈氏 (理工学部情報テクノロジー学科助教)
LOPEZ, Guillaume(ロペズ ギヨーム) 氏 (理工学部情報テクノロジー学科教授)

石井さんの論文は、他、以下3名の方が共同執筆者としてかかわっています。
横窪 安奈氏 (理工学部情報テクノロジー学科助教)
Mika Luimula氏 (Turku University of Applied Sciences, Finland)
LOPEZ, Guillaume(ロペズ ギヨーム) 氏 (理工学部情報テクノロジー学科教授)

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