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新学術領域研究「ソフトクリスタル」第7回公開シンポジウム 開催

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2021.06.14

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新学術領域研究「ソフトクリスタル」第7回公開シンポジウム 開催

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開催概要

新学術領域研究「ソフトクリスタル」第7回公開シンポジウム(文部科学省 科研費 新学術領域研究 【領域番号2903】領域代表 加藤昌子)を相模原キャンパスで開催しました。

1.日時:2021年6月11日(金)13:00~18:00
  <プログラム>
   13:00~13:05 青山学院大学 長秀雄理工学部長挨拶
   13:05~14:05 領域全体説明
   14:35~18:00 研究成果報告及び講演
2.場所:相模原キャンパス B棟9階ビューラウンジ
3.主催:文部科学省 科研費 新学術領域研究「ソフトクリスタル」
  共催:青山学院大学
4.領域全体説明の発表者:加藤 昌子(新学術領域研究ソフトクリスタル 領域代表・A01班長/関西学院大学 生命環境学部 教授)
             伊藤 肇 (新学術領域研究ソフトクリスタル A02班長/ 北海道大学 大学院工学研究院 教授)
             石井 和之(新学術領域研究ソフトクリスタル A03班長/東京大学 生産技術研究所 教授)

また、A03班 の研究成果報告として、長谷川 美貴(青山学院大学 理工学部 教授)が、「界面の変調に伴う発光性希土類錯体のソフトクリスタル特性」について発表しました。

領域全体説明の発表概要

一般に『結晶』は、硬く安定で構造の変化が小さい物質であるという認識が持たれています。しかし、近年、この認識を覆す現象・物質群が相次いで発見され、世界的に注目を集めています。例えば、気体などの小分子に触れるだけで構造と発光色が変化する分子性結晶、表面に対するわずかな機械的刺激で全体の構造と発光色が変わる分子性結晶、表面に別の構造をもつ結晶が触れるだけでその構造が「伝染する」分子性結晶などの興味深い現象が、同時多発的に発見されています。

文部科学省 科研費 新学術領域研究「ソフトクリスタル 高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能」【領域番号2903】(https://www.softcrystal.org/)では、上記の新しい物質群を『ソフトクリスタル』(右図)と名づけ、『ソフトクリスタル』の学理の確立と、これに基づく全く新しい機能性素材の開拓を目的とし、日本全国から100名を超える研究者が集結し研究を行っています。

ソフトクリスタルは、極めて弱い刺激で相転移を起こします。また液晶とは異なり、結晶の秩序性を持っています。そのため、新しい機能が期待できる素材です。本領域の共同研究成果により、結晶を機械的に押すことにより発光色が変化する「超弾性発光クロミズム」(右図)が見いだされています。

また機械的刺激による発光応答性を定量的に測定できる装置(右図)を開発し、『ソフトクリスタル』の本質解明にも近づいています。

加えて、結晶でありながら構造変化しやすいという『ソフトクリスタル』の特徴を活かして、結晶中での化学発光(例:蛍の発光)を制御することにも成功しています(右図)。

このような革新的素材を応用展開するために、青山学院大学をはじめソフトクリスタル事務局では連携する企業を募集しています。
本シンポジウムでは、このような世界に先駆けた『ソフトクリスタル』に関する取り組みと最新の成果について紹介しました。

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