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2024.09.12
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【理工学部】間柄慶樹さん(電気電子工学科4年・米山淳教授研究室所属)が電気学会東京支部主催「第14回学生研究発表会」で「優秀発表賞」を受賞
2024年8月23日(金)、「第14回学生研究発表会~学会本格デビューに向けた、学生のための発表会~」(一般社団法人電気学会 東京支部主催)が東京電機大学で開催され、間柄慶樹さん(理工学部 電気電子工学科4年・米山淳教授研究室所属)が研究発表を行い、「優秀発表賞」を受賞しました。
同発表会は、初めて学会で発表を行う学生(大学院修士課程1年程度まで)を対象とし、より多くの発表の機会を提供することを目的として開催しているものです。同賞は、研究発表会に参加した学生の相互評価によって、研究内容およびプレゼンテーションの優れた研究発表に贈られます。今大会では、学生134人が研究発表を行い、その中から、間柄慶樹さんを含む合計20人に「優秀発表賞」が贈られました。
発表概要
研究テーマ:「ファジィ理論を用いた無人航空機の制御」
無人航空機の自律飛行制御技術は、物資の運搬や災害時の状況把握など、さまざまな場面での応用が期待されています。しかし、無人航空機は非線形な6自由度運動方程式で表されるシステムであるため、安定化制御を行うのが困難です。そこで、間柄さんは非線形システムを効率よく表現できる「ファジィ理論」を用いて、無人航空機の制御器設計を行い、シミュレーションによって提案手法による自律飛行制御の可能性を示しました。
間柄さんの発表は、研究内容およびプレゼンテーションのまとめ方、研究への熱意等が評価され、受賞に至りました。
受賞者からのコメント
間柄慶樹さん(理工学部 電気電子工学科4年・米山淳教授研究室所属)
優秀発表賞を目指して発表会に参加しましたので、受賞を知ったときはとても嬉しかったです。今回の受賞は、日々の研究で熱心にご指導していただいた米山淳先生、髙橋佑徳先生、そして発表練習に協力してくださった米山研究室の院生、学部生の皆さんのおかげです。この感謝の気持ちを忘れずに、今後の研究活動に取り組んでまいります。
指導教員からのコメント
米山淳教授(理工学部 電気電子工学科)
一般的にはドローンと言われる無人航空機は非線形なシステムであるため、間柄さんはファジィシステムに基づいた非線形システム制御を用いて安定化制御を行いました。今回の研究では、計算機によるシミュレーション結果だけでしたが、現在、間柄さんは実際の無人航空機を使用した実験を行い、実用的な有効性について調べています。今後の研究においてはさらに精度の高い制御手法の構築を目指してもらいたいと思います。