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2025.03.31
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【理工学研究科】池田凌太さん(理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年)が「Dynamics and Design Conference 2024」で「若手優秀講演フェロー賞」を受賞

2024年9月3日(火)~6日(金)、日本機械学会主催の国内会議「Dynamics and Design Conference 2024」が神奈川大学みなとみらいキャンパス(横浜市西区)で開催され、池田凌太さん(理工学研究科 理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年・機械制御研究室(菅原佳城教授)所属)が「若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。
池田さんの受賞論文「皮膚の動的挙動に対する粘弾性パラメータ推定手法に関する研究」では、主に医療福祉分野において普及が期待されている介護支援ロボットのモデルベース開発について報告しました。介護支援ロボットのような人間とロボットが共存するシステムにおいて、モデルベースで開発するメリットは多数あります。開発段階での実機検証における倫理的な問題を回避できることや、シミュレーション内で開発が進められることから、検証データの収集効率性や網羅性が向上する利点が挙げられます。
池田さんが所属する菅原研究室内の研究チームが提案している、モデルベース開発に必要な人間の皮膚のような柔軟体モデルに対して、アンセンティッドカルマンフィルタを用いたパラメータ推定を行い、モデル化精度向上を確認しました。また、推定パラメータ数を増やすことにより、さらなる精度向上が期待されることを明らかにしました。これらの研究成果は、柔軟体を含むモデルベース開発に有益な知見を与えるものであり、その新規性と独自性が評価され、同賞の受賞に至りました。

受賞者からのコメント
池田凌太さん(理工学研究科 理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年・機械制御研究室(菅原佳城教授)所属)
このたびは「若手優秀講演フェロー賞」という栄誉ある賞を賜りまして大変光栄に存じます。本研究成果は通過点に過ぎず、さらなる発展と応用を期待し、今後とも研究活動に精進してまいりたいと思います。受賞にあたり、日頃からご指導を頂いております菅原佳城教授、武田真和元助教、北澤勇気助手にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
指導教員からのコメント
菅原佳城教授(理工学部 機械創造工学科)
このたびの研究成果は、開始から間もないテーマでありながらも、池田さんの熱心な取り組みによる受賞という結果につながり、大変嬉しく思っております。また指導教員として、池田さんをはじめ、本研究テーマに関わっていただいた皆さまに深く感謝しております。この成果がさらに発展していくことを期待しています。