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2025.07.24

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【理工学部】長谷川美貴教授がIUPAC Executive Boardに就任

長谷川美貴教授(理工学部 化学・生命科学科)が、2025年7月16日(水)の第53回IUPAC総会において「Executive Board」に選出されました。

IUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry)は、1919年に設立された、基礎・応用化学分野の学術的な教育研究のコミュニティーを代表する国際組織です。国や地域をまたぎ、産業界・学界双方の化学研究分野の研究者が集い、共通の化学用語や記号および単位等の定義や、概念の共通した表現の推奨、あるいは広義の教育等に関する課題共有と解決に向けた議論の場の提供等を行う、いわば化学の国連です。選挙の翌日に日本化学会会長より祝辞が発表されております。

選出決定の際に起立して役を引き受ける意志を示しました

長谷川教授は、2009年のIUPAC総会に日本代表として参加して以来、主に無機化学ディビジョン(Division II)の日本代表委員(現在Titular Member)やIUPACが発行している学術誌「Pure and Applied Chemistry(PAC)」のDivisional Representativeとして活動してきました。総会での選挙の結果、2026年~2027年の任期で、Executive BoardとしてIUPACの役員に就任します。

また、今回は沖縄科学技術大学院大学(OIST)のクリスティーヌ・ラスカム教授(Prof. Christine Luscombe)が2026年~2027年のVice President、続いて2028年~2029年のPresidentとして選出されました。日本人として3人目の会長です。

少数の役員枠の中で日本人が同時に2人も選出されたことは、科学技術力低下が懸念される日本において、大変喜ばしいニュースです。本学の建学の精神、国際的なアントレプレナーシップを果たすべく、長谷川教授の化学の舞台における研究や教育全般に対する貢献が一層期待されます。

選出決定の際に起立して役を引き受ける意志を示しました

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