文学部では、各学科の教育と研究をよりグローバルに、また学際的・有機的に運用する組織として本研究所を設立しました。教員間の学術活動のみならず、学生に対しても、学科、研究科の枠を越えた教育的な体験と、国際的・学際的な研究を支援する場を提供してゆきたいと考えています。
2022年度は、(1)「青山学院大学デジタル・アクセス・プロジェクト」、(2)「AGU 環境人文学フォーラムの発展」、(3)「公共空間における「短文」のジャンル」、(4)「18 ~ 19 世紀イギリス奴隷解放運動についての新しい国制史研究」の4つのプロジェクトが活動しました。また研究所紀要『文学部附置人文科学研究所論叢』第4号を単独刊行し、2021年度に遂行された研究プロジェクトの報告に加え、教員・大学院生の論文等を多数掲載しました。さらに研究所主催シンポジウム「人文学の挑戦――近現代のマイノリティ文化をめぐって」を開催し、学内外の気鋭の研究者による領域横断的な対話が実現しました。

研究所主催シンポジウム「人文学の挑戦―近現代のマイノリティ文化をめぐって」(2022年12月7日開催)