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2025.05.15
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静岡県河津町と連携した「カーネーション企画」を開催 ~感謝の気持ちを込めて、大切な人にカーネーションを贈りませんか~

2025年5月9日(金)、青山・相模原の両キャンパスにて、「母の日」を初めて日本に紹介し定着させた本学と、カーネーションの産地であり、本学と包括連携協定を締結している静岡県河津町が連携して、学生を対象とした「カーネーション企画」を開催しました。青山・相模原の両キャンパスに、合わせて約1000本の静岡県河津町産のカーネーションを設置し、大切な人へ想いを伝える日として、メッセージカードと共にカーネーションの摘み取りを行いました。集まった多くの学生たちがそれぞれの大切な方のために、メッセージカードに大切な方への感謝の気持ちを綴り、色とりどりのカーネーションを摘み取っていました。また、フォトブースでは、黒板にそれぞれ大切な人へのメッセージを書き、摘み取ったカーネーションと共に写真に撮りました。留学生は母国の大切な人へのメッセージを写真で送り、海を越えて大切な人へ想いを伝えることができました。
同日、本学の幼稚園、初等部、中等部、高等部にもカーネーションを提供し、各設置学校でも河津町のカーネーションを摘み取ったり、教室に飾ったりして、学院全体でカーネーション企画を行いました。本学の連携事業をきっかけに、青山学院全体で大切な人に想いを伝えるきっかけとなる日となりました。
本学では、今後も自治体・企業等と連携し、学生にとって良い機会を提供できるよう努めてまいります。


青山学院と「母の日」
現在、世界中にひろく普及している5月第2日曜日の「母の日」の起源は、米国ウエストバージニア州にあるメソジスト教会で行われた1907(明治40)年5月12日の追悼会とされています。この日、アン・ジャービスの娘アンナが、母をたたえて参列者にカーネーションを贈りました。その後、アンナは、母の日を公的な記念日とする運動を始めます。
この運動は日本にも明治末年に伝えられました。青山学院の教師ギデオン・F・ドレーパーの夫人マイラは、アンナの提案を受け取ります。マイラは、青山学院で神学部長を務めたベンジャミン・チャペルの夫人マリー(青山学院の前身の一つ海岸女学校の校長を務めた)と協力して「母の日」の普及活動を行いました。その運動は、青山女学院長を務めたファニー(青山学院教師ロバート・P・アレキサンダーの夫人)に引き継がれます。
母の日は、戦後、日本にも定着しましたが、その普及には、3人の青山学院にゆかりの深い女性宣教師の努力がありました。青山学院では、初等部などの設置学校で、毎年母の日礼拝が行われ、近年では、街灯フラッグを掲げるなどの行事を実施しています。


幼稚園
幼稚園では、降園時にお迎えに来た保護者と一緒に、園庭でカーネーションの摘み取りを行いました。
色とりどりで形もさまざまなカーネーションが咲き誇る中、子どもたちは「どれにしようかな?」と目を輝かせながら、保護者と相談しつつ、じっくりとお気に入りの一輪を選んでいました。選んだ花を大切そうに手に持ち、笑顔で保護者に渡す姿からは、温かなふれあいや感謝の気持ちが伝わってきました。園全体が優しい空気に包まれる、心温まるひとときとなりました。
