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ジェンダーと表現「物語小説創作ワークショップ」 開催報告

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2022.07.02

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ジェンダーと表現「物語小説創作ワークショップ」 開催報告

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7月2日(土)13時半から15時半まで、作家・那須田淳氏による物語小説ワークショップ「もう一人の自分を見つけてみよう」を開催しました。猛暑の中にもかかわらず、39名の参加者があり、内訳は本学の学生が約5割、一般の方が3割、残りは教職員、校友でした。

はじめに「物語や小説の中のジェンダー問題とは?」という問いがあり、セクシャルマイノリティや性差だけでなく、現代社会におけるあらゆる弱者、格差の問題であることが指摘されました。自分を取り巻く世界との出会いから創作が始まり、「自分とは何か」という問いによって物語を深めていくこと、表現者にとって「今」は時代との対話であるというお話がありました。
小説の主人公は作者の分身、「なりたい自分」であること、主役は物語を通して成長、変化する余地や可能性を用意しておくというキャラクター設定のお話から、今回のワークショップのタイトルの意味が腑に落ちました。
また、先生がドイツに住むきっかけになったミヒャエル・エンデとの対談のエピソード、画家ミヒャエル・ゾーヴァとの出会い、メルケル元首相の退任式選曲に込められた「自由との戦い」の意味など、興味深いお話が多岐にわたり、2時間はあっという間でした。

アンケートの結果は満足度が高く、記述欄にも高い評価をご記入いただいたものの、「改善すべき点」の回答にご指摘があったとおり、参加者による実作と講評まで至らなかったことが、企画側の課題として残りました。最後に先生からいただいた「表現することの意味をもう一度一緒に考えてみましょう」というメッセージのとおり、次回につなげたいと思います。