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EVENT(ジェンダー研究センター)

SCHEDULED

2023.10.23 - 2023.11.11

TITLE

「忘却への抵抗 イタリアにおけるアクティビスト・アーカイブズ」展 開催

本展で紹介される3つのイタリアのアーカイブは人々の語りが消し去られてしまわないよう、忘却に抵抗します。

カッセロのフラヴィア・マダスキ・ドキュメンテーション・センター(Cassero Centro di Documentazione Flavia Madaschi)はボローニャにあるカッセロLGBTI+センターの一部であり、1970年代後半、主にゲイの男性の権利を守る運動から発展しました。
ボローニャ女性史アーカイブ(Archivio di storia delle donne di Bologna)はボローニャにある女性センターの一部であり、1970年代後半、イタリアの女性運動から生まれました。
移民の記憶アーカイブ (Archivio Memorie Migranti)は 難民や移民のイタリア語学学校で集められた物語や証言の保管庫として始まりました。

このイタリアのアーカイブはいずれも活動中のアーカイブで、社会的マイノリティであり、広く認知されていないコミュニティと連携しています。3つのアーカイブは、それぞれ周縁化されたコミュニティに関わる社会運動から生まれ、過去を保存すると同時に、よりインクルーシブな未来への希望を提示します。

イタリアで活躍している草の根アーカイブズ(あるいはアクティビスト・アーカイブズ)を紹介することで完全な歴史-多様性も対立も矛盾も含めて、完全な歴史-を語ることを可能にするためには、資料作りと資料保存の重要性を強調したいと思い、「忘却への抵抗」という題名をつけました。
歴史の主流から取り残されたコミュニティの場合、さらにこの資料作りと資料保存が重要になるでしょう。LGBTI+・女性・移民のストーリーはしばしば隠されたり、消されたり、曖昧にされてきました。このアクティビスト・アーカイブズは資料作りと資料保存によって差別されてきたグループの歴史が忘れられることに対して抗おうとしています。

この展示によって、ぜひ3つのアーカイブが提示する物語と、それぞれのアーカイブをめぐる物語を探ってみてください。自分自身の過去と未来について、そして、矛盾だらけの一つひとつの命が、多くの対立を抱えるコミュニティが、いかにわたしたちの総体的な経験を形作っているのか、共に考えてみませんか。

▶展示とその一貫のイベントの詳細はコチラ◀

会期 2023年10月23日(月)〜11月11日(土)
   ※日曜日休み、11月3日(祝・金)オープン
時間 月〜金:9:00〜18:20 土:9:00〜17:00
会場 ジェンダー研究センターギャラリー(青山キャンパス・短大北校舎1階)
主催 ジェンダー研究センター

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