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NEWS(ジェンダー研究センター)

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2023.07.31

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ジェンダーと表現「織ワークショップ」「版画ワークショップ」 開催報告

ジェンダー研究センターの社会貢献事業・エンパワーメントプログラム「ジェンダーと表現」として、2023年度前期は織のワークショップA・B・Cと、版画のワークショップを開催しました。

織の応用コース[A]は、これまで織ワークショップを体験された方を対象とする講座です。「足踏み機械を使って織物を学ぶ」と題し、4月22日〜7月8日まで全4回の連続講座を行いました。ほとんどの方が昨年度、この講座で初めて織機を使い、今回はそれに続く参加でした。それでも1年ぶりのため戸惑うこともありましたが、自習日も熱心に作業をして、最終日には無事、作品として仕上げることができました。

織ワークショップ[B](6月17日)は「糸紡ぎ〜織〜縮絨」でした。ハンドカーダーという道具を用いて、何色かの羊原毛をミックスしながら梳いた後、割り箸を使って紡いでオリジナルの糸を作ります。段ボールを使った平織、石鹸水による縮絨など、基本的な作業でフェルト状のコースター大の作品が出来上がりました。
織ワークショップ[C](7月1日)の「綴織」は、台紙に経糸をかけて針で緯糸を入れながら模様を織り出すという技法です。羊毛、木綿、ブライトスフ(艶のある糸)の3種類の素材、豊富な色を組み合わせて、12cm角の小品を制作しました。飾れるようにマット(作品部分の窓を開けた、額の代わりになる厚紙)にセットする仕立てになっています。

版画ワークショップは5月27日と7月22日の2回、開催しました。技法はメゾチント、エッチング(ハードグランドまたはソフトグランド)、ドライポイントのいずれかを選びます。受講者が版を制作し、プロの刷り師である講師の先生が刷るのですが、微妙なインクの拭き取り加減で作品に表情が生まれるため、刷り上がりには毎回歓声が起こります。試し刷りを重ねて何度も加筆したり、インクを自ら混色するなど、各自のこだわりもみられました。

織ワークショップ[A]足踏み機械を使って織物を学ぶ

織ワークショップ[B]糸紡ぎ〜織〜縮絨

織ワークショップ[C]綴織

版画ワークショップ