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NEWS(ジェンダー研究センター)

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2024.01.15

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【ジェンダー研究センター】センターの公式ロゴマークが決定しました!

ジェンダー研究センターは設立3周年を迎えた今年度、青学生や学外の方にとってより認知しやすく、かつ親しみを感じる機関となるべく、本学生を対象にセンターの公式ロゴマークを公募しました(募集期間:2023年6月19日~9月14日)。その結果、11名の学生から計20作品の応募が寄せられました。
また、選考にあたっては、渋谷区が運営するジェンダー平等及び多様性社会推進の拠点施設である「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>」の館長を務める石谷望さん、そしてトランスジェンダー当事者であり性的マイノリティの権利擁護のために精力的に活動される本学卒業生・依田花蓮さんを外部審査員としてお招きしました。
応募作品はどれも「性」、「ジェンダー」や「セクシュアリティ」といった要素が巧みに盛り込まれ、またセンターの理念である「平等」や「多様性」などが連想される素晴らしいデザインでしたが、外部審査員2名を交えた審査委員会による厳正なる審議の結果、国際政治経済学部4年の吉江美翔(よしえ みう)さんの作品が採用となりました。

2023年12月20日にジェンダー研究センターにて授賞式が執り行なわれ、センター長である申惠丰教授より吉江さんに賞品のトロフィーが授与されました。

吉江さんは、作品のコンセプトを以下のように説明しています。
「『SMCGS』の文字を人間の胴体、文字の上の丸を人間の頭として配置することにより、5人の人間を表現しました。文字ごとに色や形、サイズを変えることによって、5人が異なった価値観や容姿、文化のもとで生きてきたことを表しています。文字は同じフォント、同じサイズ、同じ色で並べるのが普通だと思いますが、『誰かに合わせようとしなくてもいい』というメッセージを込め、このようなデザインにしました。」

さらに、受賞について「私はコロナ禍で大学に入学したため、これまで自身が青学生であるという実感をあまり持てないままでしたが、このたび自分のデザインしたロゴマークが採用され、本校に貢献できたという気持ちが湧き、嬉しく感じています。」とのコメントをいただきました。

また、外部審査員の石谷さんからもコメントをいただきました。
「デザインの意味合い、親しみが持てるデザイン、柔らかい色使い、カラフル過ぎず見やすいという観点からとてもバランスよくデザインされていると感じました。
ポップなデザインによって「ジェンダー平等」を前向きに捉えるイメージを彷彿させ、人の形をイメージしたデザインで構成されることで、とても親しみや温かみを感じます。「SMCGS」の文字に直接デザインしている点や開放的なデザインであることが魅力的に感じました。」

 
外部審査員の依田さんからは、本コンペティション及びセンターに対するコメントをいただきました。
「我が国は、本年発表のジェンダーギャップ指数が146カ国中125位と過去最低を記録し、また、2022年中のDV相談件数が8万4496件と過去最多を更新するなど、社会でも家庭でも、女性たちの活躍が阻害され、安全安心が脅かされています。
このような中、セクシュアリティやジェンダー、フェミニズムなどについて安心して話し・学び・研究出来る場所が学内に存在することは、社会全体にとって有益です。これから誕生するロゴを高々と掲げ、さらなる歩みをともに進めて参りましょう!」


今後、採用されたデザインはセンターの公式ロゴマークとして、Webページや印刷物等に広く活用する予定です。