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NEWS(経営学部)

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2022.12.22

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SBSL(経営学部学生リーダーズ)がAMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)を実施しました

2022年11月26日(土)に、これまで約5ヶ月間にわたって開催してきたAMCA2022の集大成となる最終発表会を開催。
青山学院大学経営学部のボランティア団体SBSL(School of Business Student Leaders:経営学部学生リーダーズ) は、経営学部の有志で構成される団体で、オープンキャンパスや経営学部新入生向けのイベント「フレンドシップミーティング」の企画・運営を中心に活動しています。その中の「AMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)プロジェクト」では、マーケティングや広告に特化した広告企画コンペティションの運営を行っています。
AMCAは、青山学院大学出身の広告クリエーターである武井慶茂氏と経営学部の久保田進彦先生(現学部長)が発起人となり、2014年にスタートしました。青山学院大学の学生が広告に触れる機会を増やし、将来広告・マーケティングの世界で活躍する人を輩出することを目的として、経営学部同窓会にご支援をいただきながら、SBSLが企画運営しています。過去4回のAMCAでは、株式会社J-WAVE、ハウス・ウェルネスフーズ株式会社、DHC株式会社、Sansan株式会社に課題提示や審査という形でご協力をいただいています。

AMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)2022

<スケジュール>
12~3月  ご協力いただく企業の検討・決定
6月    参加者募集開始 マーケティング基礎セミナー&広告セミナー
7月    中間チェック(希望者のみ)
9月    中間審査
11月    最終発表

今年度は渋谷の中心に立地するセルリアンタワー東急ホテルから「若者に、セルリアンタワー東急ホテルを将来的に末長く何度も利用してもらうために、まずは『憧れのラグジュアリーホテルといえばここ!』と思ってもらうきっかけとなるプロモーション案を考えよう」という課題をいただきました。この課題を解決するプロモーションプランを募集したところ、多くの学部から計42チーム109人の学生から応募がありました。
<参加者42チーム109人>
・文学部 13人 ・教育人間科学部 6人 ・経済学部 3人 ・法学部 2人 ・経営学部 53人 ・国際政治経済学部 15人 ・総合文化政策学部 8人 ・理工学部 1人 ・地球社会共生学部 4人 ・コミュニティ人間科学部 2人 ・国際マネジメント研究科(ABS) 2人

最優秀賞(チーム40) 一人一人の想いを形に。

<セルリアンタワー東急ホテル 総支配人八木様より>
1年生なのに本当に丹念に準備してきたということが伝わり、心動くプレゼンテーションでした。
コロナでホテルの食事・宿泊という機能が必要とされなくなり、今後どうしていくのかという大きな宿題が常にありましたが、そこにLGBTQのウェディングという提案をぶつけてくれて嬉しく思います。通常のウェディングの市場規模が2.4兆円というのに対し、LGBTQの市場は5.4兆円という市場規模があるとは驚きですし、東急は鉄道を中心に街をつくってきた会社で、どちらかというとこれまで安定を重視する会社でしたので、このような提案は大変新鮮で心に響きました。
ジェンダー平等に積極的な渋谷、青学、セルリアンがある渋谷。そんな渋谷だからできることをやりたいと思いました。

<受賞チームより>
コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 1年 中田千尋
コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 1年 羽鳥帆夏

この度は最優秀賞に選んでいただきありがとうございます。正直プレゼンに少し心残りがあり、まさか選ばれるとは思っていなかったのでとても驚きました。しかし、自分たちの提案が周りの人にとって価値のあるものと評価された経験は、今後新しい企画を提案する際の自信になります。現状を分析し、企業の課題を解決するような案を提案するのは大変でしたが、チームメイトのおかげで乗り越えることができました。また、日ごろ大学の授業でなかなか接点のない社会人の方々とお話しさせていただけたことは、新鮮でとても良い社会勉強になりました。このような機会を設けてくださったすべての方々に感謝いたします。

優秀賞(チーム31) "謝"会人

<ビーコンコミュニケーションズ グループクリエイティブディレクター / コピーライター 武井慶茂様より>
初任給を親へのプレゼントに使う普遍性とプレゼントに体験を選ぶという新しさのあるアイデアで、それゆえ、親へのプレゼントという初任給の使い方の切り口が新しく、しかも、それは20年後、30年後も不変なもので、一度新社会人の心を掴めばずっと彼らがが当ホテルを訪れてくれるという素晴らしいアイデアだと思いました。ムービーには有名人を使わなくても十分アピールするものがあると思います。

<受賞チームより>
文学部 フランス文学科 4年 渡部紗
経営学部 マーケティング学科 4年 村上満美

今回、優秀賞をいただけたこと、とても誇りに思います。なかなか私たちの年齢では身近に感じることのできないホテルをテーマにこの約半年間、いろいろなことを考えました。ビジネスといえども、そこにはたくさんの人の想いが詰まっているのだと私たち自身、企業や広告についての考え方を180度ひっくり返されることが多くありました。特に決勝では学年問わず多様な提案が溢れていて、とても面白く、沢山勉強になりました。4年生という学年でこのような貴重な経験ができたこと、とても嬉しく思います。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。セルリアンタワー東急ホテル、ぜひ泊まりに行かせていただきます!

特別賞(チーム28)

<セルリアンタワー東急ホテル 西澤様より>
青学、セルリアンのある渋谷。渋谷といえばITです。地方創生かつ未来を感じさせる可能性のあるアイディアで、ホテル自体に若者が関心を持ち、他のホテルにも実際に足を運ぶなど、実際に行動を起こしてくれたことに感謝します。


<受賞チームより>
経営学部 経営学科 1年 尾崎 星
総合文化政策学部 総合文化政策学科 3年 奥原啓太
地球社会共生学部 地球社会共生学科 4年 高橋律子
教育人間科学部 心理学科 2年 西山夏奈
経営学部 経営学科 1年 鎌田渚

今回、セルリアンタワー東急ホテルよりにいただいた具体的な問題の解決策について、ビジネスのアイデアを通して考えることができ、非常に良い学びになりました。課題について考えるために、セルリアンタワー東急ホテルの見学ツアーに参加させていただいたり、色々なホテルに行ったことなどで自分達の視野や世界を広げることができました。本番では、他のチームのアイデアや発表の仕方、プレゼンテーションの技術など刺激を受ける部分が多く、自分の課題に気付くとともに、このような場に来られたことに喜びを感じました。全体的なレベルが高く、受賞は難しいと思っていたので、最後にセルリアン東急ホテルの方からコメントをいただき、本当に嬉しく思いました。最後に、コンテストに関わってくださった全ての皆さま、相談にのってくださった先生方に感謝いたします。貴重な機会をありがとうございました。

オーディエンス賞(チーム20)

<受賞チームより>
経営学部 マーケティング学科 3年 佐藤舞乙
経営学部 経営学科 3年 土屋 来海

オーディエンス賞という素敵な賞をいただき、ありがとうございます。私たちの提案が、ターゲット層である学生の皆さんに高く評価していただけたことを大変嬉しく思います。しかし、「ターゲットとクライアント様で響く提案が一致するとは限らない」ということを学び、両者の視点を意識しプロモーション立案を行うべきであると感じました。今回の経験を生かし、また来年もチャレンジできたらと思います。最後になりますが、開催にあたりまして、ご尽力いただいた全ての皆さまに感謝いたします。

経営学部同窓会会長 朝倉信様より

大変有意義なイベントでした。最終発表を聞かせていただき、私自身大きな気づきをいただきました。
同窓会では卒業生がOB・OGの立場で在学生の応援をしています。このような具体的な応援の場があることで卒業生と在学生の距離を縮めることができます。そして卒業生と在学生の交流が深まることで青学の総合力も高まると思います。こうした接点が増えることを期待しています。

SBSL AMCAプロジェクト 経営学科2年横尾陽香さんより

AMCAはご協力いただく企業探しから私たちプロジェクトメンバーが行い、約1年をかけて最終発表まで運営しました。本年度、特に力を入れた点は課題の検討です。都心のラグジュアリーホテルという学生にはあまり縁のないサービスであることから、参加学生とホテルの両方にとって有益なコンテストになるような課題の考案が難しく、ホテルの方にもご助言をいただきながら検討を重ねました。課題を決定した後も、ホテルの現状を把握するために、全参加者に対して個別にホテルツアーを開催していただきました。これによって、課題への理解を深めた上でプロモーション案を各チームに構想してもらうことができたと思います。
経営学部のみならず、多くの学部から参加者が集まるAMCAでは、毎年青山学院大学出身の著名な広告クリエーターである武井慶茂様から直々に広告セミナーを開催していただいております。本年度はそこにプラスして、久保田進彦先生にマーケティング基礎セミナーを開催していただきました。これらの開催によって参加者の広告・マーケティングに対する基礎知識が底上げされ、より具体性のある発表につなげることができたと感じております。また、いきなり書類審査を受けるのは不安だろうと考え、書類審査前に審査員の方々からアドバイスをもらうことができる機会を設けるなど、参加者に寄り添ったコンテストになるよう意識しました。
当日は、書類審査を突破した8チーム23名の参加者に、それぞれの力作を披露していただき、最優秀賞、優秀賞、オーディエンス賞、特別賞を授与いたしました。オーディエンス賞とは、観客の審査によって選出されるものです。これも本年度始めた新たな取り組みのひとつで、これによってオーディエンスを増やすことができました。最終発表会が終わったあと、参加者、ホテルの方々、さらにはご協力いただいた先生方からもすばらしいコンテストだったとお褒めの言葉をいただくことができ、大変光栄に思っています。
コンテストを開催するにあたって多くの壁にぶつかり開催自体が危ぶまれたこともありましたが、なんとか成功裡に終えることができ、心から安堵とうれしい気持ちでいっぱいです。来年度以降も開催いたしますので、引き続きAMCAを何卒よろしくお願いいたします。

《SBSL AMCAプロジェクトメンバー》
マネージャー:経営学科2年 横尾陽香
サブマネージャー:マーケティング学科2年 板垣志保
メンバー:経営学科2年 平川晃貴、マーケティング学科2年 加嶋菜々子