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2012.09.20

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理工学部にて「子ども科学探検隊」が来校(報告)

8月21日(火)、平成24年度「子ども科学探検隊」※の18名(小学校4~6年生)が、相模原キャンパスを訪れ、本学理工学部において科学の実験・実習を行いました。
今年は、昨年同様、第一部「かしこいレゴ」、第二部「各種分析装置による体験学習」の内容で行われ、10:00~16:00までの間、ほぼ一日かけて、体験学習に取り組みました。

第一部の「レゴの実習」では、二人一組で1台のレゴキット(ロボット)を組み立て、その後、コンピュータを使ってロボットの動きをプログラミングし、最後に動作確認を行いました。
昨年までは、プログラミングの実習でつまずき、動作確認の際、ロボットがうまく動かないペアもありましたが、今年は、ほぼすべてのペアがプログラミングを仕上げ、動作確認でも3種類の動作(手をたたく音で動く・黒い線を追いかける・目の前の壁をよける)をクリア。ロボットをテストランできました。子どもたちの実習時間中の集中力は、目をみはるものがありました。
また、第二部「各種分析装置の体験学習」では、走査電子顕微鏡(SEM)で「ミクロの世界」、透過電子顕微鏡(TEM)で「ナノの世界」を実見しました。
走査電子顕微鏡(SEM)で蟻、花粉、髪の毛などを、透過電子顕微鏡(TEM)では、白金(Pt)超微粒子などを観察しました。

さらに、今回、初めての試みとして、各人(希望者)の髪の毛を採取し、自身で観察する実験を行いました。自分自身の髪の毛を性能の高い顕微鏡でみることは、普段、なかなかできないことなので、子どもたちにとっては、興味深い体験になったと思われます。

※子ども科学探検隊・・・神奈川県青少年科学体験活動推進協議会が、理科好きな子ども達を支援し、科学体験活動の啓発や普及を図るため、協議会会員(県内の教育に関係する団体や施設、企業の研究所など)の施設で科学体験や施設見学を行う事業。A、B、C 3コースがあり、コースごとに6施設が配されており、子どもたちは、順番に施設を探検していく。本学理工学部は、野毛山動物園・はまぎんこども宇宙科学館・海洋研究開発機構横浜研究所・東芝科学館、神奈川県立生命の星・地球博物館とともにBコースの探検先の1つとして子供たちを受け入れた。この事業は、2007年(平成18年)から行われており、本学理工学部は、開始当初からこの事業に参加。受け入れは今年で6回目。