TOP

NEWS

POSTED

2013.01.02

TITLE

「第89回箱根駅伝」本学は、往路6位でゴール

1月2日(水)に開催された第89回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)往路において、本学はトップから6分12秒差の総合6位でゴールしました。
午前8:00、気温7℃。青空のもと、緊張感が高まる大手町(読売新聞旧東京本社前)から往路108.0キロ、5区間にわたる戦いは始まりました。

1区(21.4km)を任されたのは、昨年は4区を走り、集団走やラストのスパートもきく安定感のある遠藤正人選手(経営学部3年)です。遠藤選手は、ペースが定まらないレース展開になかなか調子があわせられず苦しみましたが、我慢の走りで走り抜き、先頭から2分4秒差の18位で2区にタスキをつなぎました。
各校の実力者が集う2区(23.2km)を託されたのは、潜在能力が高く、本来の才能に加え、昨年1年間の努力で本学のエース格に成長した大谷遼太郎選手(国際政治経済学部4年)です。大谷選手は、タスキをもらうと前を走る有力校の選手たちに追いつき集団でレースを展開。徐々に徐々に前の選手を追い抜いていくと、18位でもらったタスキを戸塚中継所では11位まで押し上げ、トップから2分31秒差で3区に中継しました。なお、大谷選手は学生長距離界屈指のランナーたちが集う本区間を、区間5位(日本人3位)の好成績で駆け抜けました。
3区(21.5km)を走るのは、ロードを走るセンスに優れたルーキーの久保田和真選手(教育人間科学部1年)です。久保田選手は、初めての箱根駅伝にもかかわらず落ち着いたレース運びでじわじわと他校のランナーを追いあげ、平塚中継所では7位に浮上。各校の有力選手が集結する中でも期待に応えた区間4位の好走で4区にタスキを手渡しました。
4区(18.5km)は、箱根駅伝初出走で昨年非常に力をつけたスピードランナーの川崎友輝選手(総合文化政策学部2年)です。川崎選手は、単独7位でタスキをうけとると、強風が吹きぬける中、箱根駅伝全10区間中最短区間を、1つ順位をさげるも粘りの走りで淡々と走り抜き、トップから4分31秒差、5位からは僅差の33秒差の8位で5区にタスキを渡しました。
箱根駅伝全10区間中、最長区間の5区(23.4km)を走るのは、本学のもう一人の山登りのスペシャリストである小嶺篤志選手(法学部4年)との学内選考に競り勝った松田直久選手(教育人間科学部4年)です。第87回大会以来、2度目の5区挑戦となる松田選手は、箱根駅伝10区間中、最も過酷な高低差864メートルの区間を後続のランナーの激しい追い上げを受けながらも冷静にレースを展開。区間4位という期待どおりの快走でゴール直前の3校の選手による混戦を制し、来年の箱根駅伝へのシード権が与えられるシード圏内の6位でゴールテープを切りました。

明日は、復路109.9キロが行われます。4年連続でのシード権確保に向け、また目標である総合3位以上の成績獲得に向けて、本学の健闘が期待されます。

なお、本日、沿道に出向いて応援してくださった方々、テレビやラジオの前で応援してくださった方々、ありがとうございました。明日も引き続き、応援よろしくお願い申し上げます。

*** 原晋監督のコメント ***
1区で18位と出遅れたが、往路を終えた時点で6位という結果は、チームとして地力がついたことを示していると思う。選手は、概ね期待どおりの走りをしてくれた。往路6位は、想定内。トップとは6分12秒差がついてしまったが、目標としている3位は3分33秒差、また2位とは3分37秒差。明日も、現時点でのベストメンバーで挑むので、3位以内を目指してがんばっていきたい。

【 往路結果 】   総合6位 往路記録:5時間46分27秒 

 区間  選手名  区間記録(区間順位)  通過順位
1区(21.4km)
大手町~鶴見
遠藤 正人
(えんどう まさと)
 1時間5分36秒(18位)  18位
2区(23.2km)
鶴見~戸塚
大谷 遼太郎
(おおたに りょうたろう)
1時間10分55秒(5位) 11位
3区(21.5km)
戸塚~平塚
久保田 和真
(くぼた かずま)
1時間6分16秒(4位) 7位
4区(18.5km)
平塚~小田原
川崎 友輝
(かわさき ゆうき)
59分35秒(13位) 8位
5区(23.4km)
小田原~箱根
松田 直久
(まつだ  なおひさ)
1時間24分5秒(4位) 6位

関連情報