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2013.11.03

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「第45回全日本大学駅伝」、本学は6位でゴール。本学史上初の同大会シード権を獲得

2013年11月3日(日・祝)、「第45回全日本大学駅伝対校選手権大会」が開催され、本学は5時間22分9秒の総合6位でゴールし、本学史上初の次回大会シード権を獲得しました。
「全日本大学駅伝対校選手権大会」は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつで、熱田神宮から伊勢神宮までの106.8km、8区間を競う大会です。
全国各地区の予選を勝ち抜いたチームで競われることから「大学駅伝日本一」を決める大会ともいわれ、第45回大会にはオープン参加の東海学連選抜も含め、計26チームが出場しました。
本大会2年振り3度目の出場となった本学は、10月21日(日)行われた「第38回高島平・日刊スポーツ・ロードレース大会」で上位に入賞したメンバーを中心にオーダーが組まれ、4年生1名、3年生1名、2年生4名、1年生2名、8名のうち7名が全日本大学駅伝初出場(うち4名は、三大駅伝初出場)という10月に開催された出雲大学駅伝に引き続き、フレッシュなオーダーで挑みました。

同駅伝区間では2番目に距離が長く、レースの流れを決める1区(14.6㎞)を任されたのは、潜在能力が高く、大学入学後、順調に成長を遂げている一色 恭志選手(経営学部1年)です。一色選手は、驚異的なハイペースでレースが展開する中でも、落ち着いた走りでアップダウンの多い難コースを淡々と駆け抜け、2区に6位でタスキをつなぎました。
各校の有力ランナーが集うエース区間の2区(13.2㎞)を託されたのは、今年に入ってから著しい成長をとげ、チームの主力に育った神野大地選手(総合文化政策学部2年)です。
神野選手は、レース開始後まもなく前を走る選手に追いつくと、他校の選手と3位集団を形成し並走。途中、一度は離されるものの、気迫の走りで追いつき、1区から2つ順位をあげ、4位で3区にタスキを手渡しました。
同大会の中で最も距離が短くスピード区間の3区(9.5㎞)を走るのは、4年生にして三大駅伝初出場、速いレース展開でも対応ができる石田駿介選手(国際政治経済学部 4年)です。4年生になってから安定した走りをみせるようになり、先日の高島平のロードレースでも快走(優勝)した石田選手は、レースがはじまってすぐに3位集団から抜け出すと、安定した走りで3位をキープ。4区にタスキを渡しました。
今年は他校の監督がレースの今後を占う重要区間として位置づけ、多数の有力選手を配置した4区(14.0㎞)を委ねられたのは、原晋監督が信頼を置き、安定した走りをする小椋裕介選手(社会情報学部2年)選手です。もともと集団走を得意とする小椋選手は、一人旅が続く中、思うようにレースを組み立てられませんでしたが、がまんの走りをみせ、第4中継所では順位をひとつ下げたものの、4位で5区にタスキをつなぎました。
比較的平坦な道が続く5区(11.6㎞)を走るのは、「走りのセンスがある」と原監督が今後の成長に期待を寄せる茂木亮太選手(総合文化政策学部1年)です。茂木選手は、先頭との距離が開き、粘りの走りが求められた同区間で、なかなか自分の走りができず、後続に抜かれてシード権内ギリギリの6位に後退。5位と僅差の6位で6区にタスキをリレーしました。
5区と同様に平らな道が続く6区(12.3㎞)を任されたのは、練習熱心で努力家の橋本崚選手(国際政治経済学部2年)です。2年生になって体力もつき、長い距離にも対応できるようになった橋本選手は、三大駅伝のデビュー戦でも臆することなく懸命に前をいく選手を追いかけ、5位とは僅差の6位で7区にタスキを渡しました。
全区間の中で走りやすい区間とされる7区(11.9㎞)を走るのは、三大駅伝初出場の山村隼選手(法学部2年)です。もともと山村選手は、3000m障害の選手ですが、ロードレースにも適性があると原監督が判断し、今回、起用されました。
山村選手は三大駅伝初出場の緊張に加え、前を走る選手のペースが速かったこともあり、次第に離されレース序盤から一人旅に。前も後ろも見えない難しい状況の中、なんとかシード権内の6位をキープ。最終区のランナーにタスキを託しました。
同駅伝最長区間と次回大会へのシード権獲得がかかる8区(19.7㎞)を託されたのは、暑さにもつよく、長い距離にも適応力のある高橋宗司選手(教育人間科学部3年)です。今年の箱根駅伝8区で区間賞を獲得し、自信をつけた高橋選手は、後続を走る実力のあるランナーに抜かれ、一度は7位に後退するも気迫の走りで6位に浮上。レース後半からゴール直前までは7位チームの激しい追い上げをうけ、プレッシャーを背負うレースになりましたが、意地の走りで7位とは11秒差で逃げ切りフィニッシュ。念願の次回大会シード権を手に入れました。

本学は、今年は同大会3回目の出場でしたが、前回出場した第43回大会よりも順位を3つあげ、総合成績も5分46秒縮めてゴールしました。また、今大会も10月に行われた出雲大学駅伝と同様に三大駅伝の経験が浅い選手を中心にオーダーが組まれましたが、主力選手を欠いた中でもシード権獲得という結果を残せたのは、チームの総合力があがってきている証拠ともいえましょう。
来年1月2日・3日に開催される「箱根駅伝」での本学チームのさらなる活躍が期待されます。

なお、沿道に駆けつけて応援してくださった皆さま、テレビの前をはじめ、応援してくださった皆さまに、お礼申し上げます。ありがとうございました。

【原晋監督コメント】
応援ありがとうございました。
シード権を獲得できたのは喜ばしいことだが、課題も多く見つかったレースだった。
1~3区は、実力者を配置しただけあって期待通りの走りができたと思うが、4~7区は、競り負けた結果、単独走になり、またずるずると引き離されてしまい上位争いに残れなかった。今回は、実力が同じであれば、下級生を試す機会としたが、経験の浅さが出たレースだった。
箱根駅伝は区間も増え、距離も長くなるため、総合力があがってきている本学にとっては有利にはたらくと思う。箱根までのあと2ケ月、選手たちの頑張りに期待したい。
今回のレースに出ていない主力メンバーや上級生が奮起し、ベストの布陣が組めれば箱根は面白くなるだろう。
引き続き、応援よろしくお願いします。
 区間  走者氏名  上段:個人記録
下段:通過記録
 上段:区間順位
下段:通過順位
1区
(14.6km)
一色 恭志
(経営学部1年)
 43:38
43:38
 6位
6位
2区
(13.2km)
神野 大地
(総合文化政策学部 2年)
38:38
1:22:16
6位
4位
3区
(9.5km)
石田 駿介
(国際政治経済学部 4年)
27:37
1:49:53
3位
3位
4区
(14.0km)
小椋 裕介
(社会情報学部 2年)
41:58
2:31:51
7位
4位
5区
(11.6km)
茂木 亮太
(総合文化政策学部 1年)
35:55
3:07:46
12位
6位
6区
(12.3km)
橋本 崚
(国際政治経済学部 2年)
37:08
3:44:54
5位
6位
7区
(11.9km)
山村 隼
(法学部 2年)
36:39
4:21:33
10位
6位
8区
(19.7km)
高橋 宗司
(教育人間科学部 3年)
1:00:36
5:22:09
10位
6位

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