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2014.11.02

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「第46回全日本大学駅伝」 本学は、本学史上初の「総合3位」でゴール。同大会2年連続でシード権を獲得

2014年11月2日(日・祝)、「第46回全日本大学駅伝対校選手権大会」が開催され、本学は、同大会本学史上最高順位の総合3位でゴールを駆け抜け、昨年に引き続き、次回大会シード権および「第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走」のシード権*を獲得しました(記録:5時間17分24秒)。
「全日本大学駅伝対校選手権大会」は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつで、熱田神宮から伊勢神宮までの106.8km、8区間を競う大会です。
全国各地区の予選を勝ち抜いたチームで競われることから「大学駅伝日本一」を決める大会ともいわれ、第46回大会には、オープン参加の東海学連選抜も含め、計26チームが出場しました。
本大会2年連続4度目の出場となった本学は、台風19号の影響により中止になった「第26回出雲大学駅伝」にエントリーされたメンバーを中心にオーダーが組まれ、4年生2名、3年生4名、2年生2名という、現時点でのベストメンバーでレースに臨みました。

今大会、各校のエースが多数配置され、レースの流れを決める1区(14.6㎞)に起用されたのは、勝負強く、本学にとって欠くことのできないランナーに成長した一色恭志選手(経営学部2年)です。ロードを得意とし、昨年も同区間を走っている一色選手は、アップダウンの続く難コースで、ハイペースでレースが展開する中、トップ集団にくらいついていく積極的な走りをみせ、6位で2区にタスキをつなぎました。
エース区間の2区(13.2㎞)を任されたのは、昨年は故障に苦しみ、1年ぶりにレースに復帰した久保田和真選手(教育人間科学部3年)です。
もともとロードを走るセンスに優れ、本学の主力メンバーのひとりである久保田選手は、他校の選手と4位集団を形成すると、「復活」を印象付ける区間3位の快調な走りで1区から3つ順位をおしあげ、2位とは僅差(2秒差)の3位で3区にタスキを渡しました。
同大会の中で最も距離が短くスピード区間の3区(9.5㎞)を走るのは、1区を走った一色選手とともに本学の次世代を担う選手として期待されている秋山雄飛選手(国際政治経済学部 2年)です。
優れた素質と地力を持つ秋山選手は、三大駅伝初出場の緊張の中でも、堅実な走りで、しっかりと自分でレースを組み立て、2位とは2秒差の3位で4区にタスキを渡しました。
準エース区間の4区(14.0㎞)に配置されたのは、昨年も同区間を走っている小椋裕介選手(社会情報学部3年)選手です。1年生の時から本学が出場している全ての駅伝に出場し、安定した走りで本学の駅伝には欠かすことのできない存在の小椋選手は、序盤から2位を走る選手と並走してトップを追いかけますが、第4中継点手前で引き離され、3区からの順位をキープ。3位で5区にタスキをつなぎました。
各校の監督が「後半のレースを占う区間」と位置付けている5区(11.6㎞)に起用されたのは、今シーズン主将としてチームをまとめている藤川拓也選手(国際政治経済学部4年)です。昨シーズン、5000m、10000mと自己記録を更新し、確実に力をつけている藤川選手は、ひとつ順位は落としたものの区間3位の快走をみせ、2位、3位とは紙一重の差(7秒差)の4位で6区にタスキをリレーしました。
5区と同様に平らな道が続く6区(12.3㎞)を任されたのは、今シーズンに入って好不調の波がなくなり、走りに安定感が備わった川崎友輝選手(総合文化政策学部4年)です。今シーズン、十分な練習を積むことができ、最上級生になって責任感も増した川崎選手は、レース開始直後、2位を走る選手に追いつき、並走して中盤で引き離すとその差を徐々に広げ、第5中継点では後続に43秒差をつけ、2位で7区にタスキを渡しました。なお、川崎選手は、同区間の区間賞を獲得しました。
全区間の中で走りやすい区間とされる7区(11.9㎞)に配置されたのは、同大会が三大駅伝初出場となる渡邉心選手(教育人間科学部3年)です。これまでの努力が実って、今シーズンの記録も上位で安定している渡邉選手は、三大駅伝のデビュー戦の緊張の中、一人旅のレースを手堅く走って2位をキープ。最終区のランナーにタスキを託しました。
同駅伝最長区間であり最終区の8区(19.7㎞)を託されたのは、原監督からの信頼も厚く、距離が長くなればなるほど力を発揮する神野 大地選手(総合文化政策学部3年)です。毎日の生活態度から節制を心掛けて質の高い練習を積み、本学チームの柱となる選手に成長した神野選手は、湿度が高く走りにくい気象条件の中、区間3位の好走をみせたのにもかかわらず、後続チームの激しい追い上げを受け、精神的にも苦しい逃げるレースに追い込まれます。終盤追いつかれて並走を続け、最後まで熾烈な2位争いを繰り広げたものの、ゴール直前で振り切られ、2位とは僅か1秒差の3位でフィニッシュテープを切りました。

本学は、同大会に出場するごとに順位をあげ、今大会では、同大会本学史上最高順位(3位)を獲得し、総合成績も4分46秒縮めてゴールしました。これは、チームの総合力が着実にレベルアップしていることを示しているといえましょう。来年1月2日(金)・3日(土)には「箱根駅伝」が開催されますが、箱根駅伝においても本学チームの活躍が期待されます。
なお、沿道に駆けつけて応援してくださった皆さま、テレビの前をはじめ、応援してくださった皆さまに、お礼申し上げます。ありがとうございました。

* 台風19号の影響により「第26回出雲全日本大学選抜駅伝競走」が中止になったことをうけ、「第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走」のシード校については、日本学生陸上競技連合関係機関の検討の結果、今年の「第46回全日本大学駅伝対校選手権大会」の上位3校に与えられることになった。

【原晋監督コメント】
応援ありがとうございました。
前回大会はシード権を獲得するレースだったが、今年は「優勝」を目指してレースに挑み、結果として2位争いをしたことで、チームは着実にステップアップしていると実感している。また、選手たちが「3位」という結果に「悔しい」と思うところにチームの成長を感じる。
選手は、おおむね期待どおりに走ってくれたが、優勝を狙うのは4区であきらめ、2位を手中にできなかったのは、7区で少し安心してしまったことが原因だと思う。
箱根駅伝は、区間も増え、距離も長くなるため、11月、12月で長い距離を走れるように調整し、今回のレースと同様、上位でレースを戦えるよう仕上げたい。
引き続き、応援よろしくお願いします。
 区間  走者氏名  上段:個人記録
下段:通過記録
 上段:区間順位
下段:通過順位
 1区
(14.6km)
一色 恭志
(経営学部2年)
 43:46
43:46
 6位
6位
 2区
(13.2km)
久保田  和真
(教育人間科学部 3年)
 38:36
1:22:22
 3位
3位
3区
(9.5km)
秋山 雄飛
(国際政治経済学部 2年)
27:55
1:50:17
6位
3位
4区
(14.0km)
小椋 裕介
(社会情報学部 3年)
42:18
2:32:35
8位
3位
5区
(11.6km)
藤川 拓也
(国際政治経済学部 4年)
34:15
3:06:50
3位
4位
6区
(12.3km)
川崎 友輝
(総合文化政策学部 4年)
35:56
3:42:46
1位
2位
7区
(11.9km)
渡邉 心
(教育人間科学部 3年)
35:53
4:18:39
8位
2位
8区
(19.7km)
神野 大地
(総合文化政策学部 3年)
58:45
5:17:24
3位
3位

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