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知念大虹さん(国際政治経済学部2年)と正木篤志さん(理工学部1年)が、ウクライナ避難民支援ボランティアに参加

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2022.09.22

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知念大虹さん(国際政治経済学部2年)と正木篤志さん(理工学部1年)が、ウクライナ避難民支援ボランティアに参加

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2022年6月13日(月)~29日(水)、本学学生の知念大虹さん(国際政治経済学部国際政治学科2年)と、正木篤志さん(理工学部物理科学科1年)が、日本人学生ボランティアメンバーの一員として、日本財団、日本財団ボランティアセンター共催のウクライナ避難民支援のためのボランティア活動「The Volunteer Program for Ukraine」に参加しました。

10月頃まで行われる全7回の学生ボランティア派遣のうち、知念さんと正木さんは2回目(Group2)のメンバーとして参加し、ポーランドのクラクフやプシェミシルを拠点として、主にウクライナ避難民のための一時滞在施設で、子どもたちとの交流や施設の清掃、物資や備品の管理等を行いました。

知念大虹さん(国際政治経済学部国際政治学科2年)

2022年4月中旬、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースの中で、私は目をけがされている方を偶然目にしました。私の祖母は、1945年の沖縄戦を経験し、右目を失明しました。他国からの侵略や暴力行為によって傷ついたその方の姿と、私の祖母の姿が重なり、自分にも何かできることはないかと考えました。そして、ちょうどその日に、街頭ビジョンで今回のウクライナ避難民支援ボランティアメンバー募集の動画を見て、すぐに応募を決めました。

学生ボランティア Group2のメンバーとして、6月14日(火)に日本を出発し、オーストリアのウィーンに到着。現地のコーディネーターと合流し、ポーランドに移動後、ポーランド第二の都市といわれるクラクフを拠点として活動を始めました。今回のボランティア活動は、避難民の支援だけでなく、学生ボランティアメンバーの学びも目的として含まれていました。活動開始直後は、研修でヨーロッパの歴史について学んだり、他の学生ボランティアメンバーと意見交換したり、ウクライナ人学生とも交流しました。また、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所も見学しました。凄まじい現場を目の当たりにして、あらためて今自分にできることをしていこうと気が引き締まりました。

その後、プシェミシェルに移動し、ウクライナ避難民のための一時滞在施設でボランティア活動を開始しました。夜9時から朝9時までの12時間の間に、夜食作り、ベッドメイキング、施設の清掃・運営管理、子どもたちのお世話など、約数百人の避難民の方々へのさまざまな支援を行いました。

一時滞在施設や今回の滞在全体を通して、現地の方々とのコミュニケーションにはとても苦労しました。現地で英語を話すことができる方は非常に少なく、現地の方々から簡単なウクライナ語を習うまでは、身振り手振りでなんとかコミュニケーションをとっていました。また、自分の無力さに襲われることもありましたが、自分の小さな力でも必要としている人はいると現地でも感じ、たとえそれが小さくとも自分ができることは精一杯続けました。

今回のボランティア活動を経験し、自分や自分の置かれた環境を客観的な視点で見ることの大切さについても学ぶことができました。今後は、海外の大学への留学や、海外での仕事などを通して、さまざまな考え方を持った人や環境に触れ、もっと自分の視野を広げていきたいと考えています。

正木篤志さん(理工学部物理科学科1年)

ウクライナの状況を知り、ウクライナにいる方々のために少しでも力になりたいと考え、ニュースやSNSなどで調べてみましたが、古い情報と新しい情報、正しい情報と誤った情報が錯綜して、真の実態が分からなくなってしまいました。そこで、もともと海外でのボランティア活動に興味があったこともあり、実際に現地に行って、今何が起きているのかを自分の目で確かめて知りたいと思い、今回のウクライナ避難民支援ボランティアに応募しました。

知念さんと同じく、学生ボランティア Group2のメンバーとして、6月14日(火)に日本を出発しました。ポーランドのプシェミシェルでは、テスコというスーパーマーケット跡地をウクライナ避難民のための一時滞在施設にしており、私は主にそこでボランティア活動しました。一時滞在施設では、状況によって必要となることや物が異なります。役割分担ではなく、状況に応じて臨機応援に避難民をサポートしていました。その中でも、私が特に担当したのは、施設の中で最も大きい部屋での避難民の方々の受け入れ対応でした。
具体的には、初めて施設に来た避難民の方に、避難予定の国や同行者の人数を確認し、パソコンで記録した後、枕やブランケットなどの寝具を渡して、仮設ベッドに案内していました。また、避難民の方々に食事を提供する非政府組織“World Central Kitchen”のサポートもしました。主に、ハンバーガーやスープ、水、コーヒー、チャイ、赤ちゃん用のミルクなどを配っていました。その他にも、施設内の清掃、使用済み寝具の片付け、クリーニング済み備品の整理など、その場でやるべきことを自分で見つけたり、考えたりして活動しました。

活動開始前に、コーディネーターの方から、「避難民の方々と対等に、中立的な立場でいることを忘れないように」と言われていましたが、実際にその線引きはとても難しいものでした。避難民の方々からさまざまな要求がありましたが、そのすべてには応えられませんでした。しかし、やはりできる限りサポートしたいという気持ちから、その要求を断れないこともありました。ですが、1人だけ特別にしてしまうと、その場の秩序が乱れてしまうことがあると教えていただき、自分の感情やエゴを優先せず、中立的な立場で接して、対応するように心がけました。
その他にも、言語の壁をとても感じました。私が接したウクライナの方々には英語はあまり通じなかったので、コミュニケーションが難しかったです。翻訳アプリなどを使っていましたが、それでもうまくいかないことも多くありました。そこで、現地の方から、よく使うウクライナ語の単語や文を教えてもらいました。何度か会話に挑戦してみると、ある程度の単語は理解できるようになり、スムーズにコミュニケーションできるようになっていきました。

大学に入学してからは、自分で考えて、さまざまな決断をする場面が増えました。今回のボランティア活動では、その経験をもとに得た自主性が、施設でのボランティア活動に生かされたと思います。また、自分から行動しなければ得られないことがあるとわかりました。今後は、今回のような海外でのボランティア活動や自分の将来のためにも、今後は語学力も鍛えていきたいと思います。

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