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2025.04.11

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【地球社会共生学部】タマサート大学グローバル・スタディーズ学部と学部間協定を締結―グローバルな連携で、地球規模の課題解決に挑む―

2025年4月10日(木)、青山学院大学 青山キャンパスにおいて、タイ王国のタマサート大学グローバル・スタディーズ学部(The School of Global Studies, SGS)と本学地球社会共生学部(GSC)との学部間協定書の調印式を執り行いました。本学部間協定は、交換留学、教員の交流、共同研究、国際シンポジウムの開催などを目的としたものです。

タマサート大学グローバル・スタディ学部の学部長であるモンコンワニット(Mongkhonwanit) 氏を青山キャンパスにお迎えして、調印式を行いました。

SGSとGSCは、グローバルな課題にさまざまな異分野パートナーがどのように協力して解決するかを考察するという共通のミッションを持った学部です。つまり、国境を超えた視野で物事を捉え、多様な文化、価値観、人々と共に学び合い協力して行動する姿勢を教育の根幹に据えている点です。協定書調印直前に行われた両学部長のディスカッションにおいても、教育・研究のあり方だけでなく、地球温暖化、貧困、不平等、紛争、そしてAI時代の人間のあり方といった地球規模の課題に対して、いかに向き合っていくべきなのかという点がテーマとなりました。

調印式においてモンコンワニット学部長は、「私たちが育てようとしているのは、ただの“国際的な人材”ではなく、“国際社会の未来に責任を持てる人材”です。このパートナーシップは、そのビジョンの実現に向けた大きな一歩となります。」と本協定への期待についてメッセージをいただきました。

また、GSC学部長の松永 エリック・匡史教授は、未来を担う若者たちにとってこの交流が持つ価値について、「国籍や文化の違いを超えて学び合う体験は、知識の幅を広げるだけでなく、“共に生きる”ことの意味を肌で感じさせてくれます。今回の協定が、学生たちの創造性と共感力を育む場となることを期待しています。」と本協定の重要性を共有しました。

調印式では、今後のゼミの共同開催やフィールド・ワークの実施、サステナビリティや人権、社会起業をテーマとした国際シンポジウムの共催など、具体的なアクションについても活発な議論が繰り広げられました。2025年度は、SGSが国際連合と共同で開催している学術者会議へのGSC教員の参加、2026年度は交換留学の開始を予定しています。

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