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大学附置教育研究施設等 2022年度 活動報告

研究所・センター 所長・センター長
アカデミックライティングセンターAWC 野末 俊比古(教育人間科学部 教授)
情報メディアセンター AIM 宮治 裕(社会情報学部 教授)
環境安全センター 稲積 宏誠(副学長・社会情報学部 教授)
シビックエンゲージメントセンター 飯島 泰裕(社会情報学部 教授)
青山学院史研究所 小林 和幸(文学部 教授)
スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター  申 惠丰(法学部 教授)
研究所・センター 所長・センター長
アカデミックライティングセンターAWC 野末 俊比古(教育人間科学部 教授)
情報メディアセンター AIM 宮治 裕(社会情報学部 教授)
環境安全センター 稲積 宏誠(副学長・社会情報学部 教授)
シビックエンゲージメントセンター 飯島 泰裕(社会情報学部 教授)
青山学院史研究所 小林 和幸(文学部 教授)
スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター  申 惠丰(法学部 教授)
アカデミックライティングセンター AWC
Academic Writing Center
【センター長】 野末 俊比古 (教育人間科学部 教授)

 アカデミックライティングセンター(AWC)は、2017年度に青山キャンパス、2018年度に相模原キャンパスで開室された図書館に置かれた施設です。開設当初から高い利用率を維持しており、ニーズの高さを実感しているところです。
 卒業後をも見越した「自立した書き手の育成支援」という目的のもと、AWCでは専門的な研修を受けたチューター(大学院生)が学生一人一人の学術的な論文やレポートなどの執筆について、個別の相談に応じています。国際化社会に対応した「書く力」の向上を図るべく、日本語だけでなく英語の文章にも対応しています。なお、2022年度は、新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえながら、対面およびオンラインの両方で相談を実施しました。
 AWCではまた、アカデミックライティングの支援・教育に関する研究も精力的に進めています。2021年度から、年次報告書を発展させ、紀要『ライティング研究』を刊行しています。
 サーバントリーダー精神に基づいたセンターを目指して、今後も日々の活動に取り組んでいきます。

アカデミックライティングセンター(相模原キャンパス) ※プライバシー保護のため、加工を施しています(2019年度撮影)

情報メディアセンター AIM
Aoyama Gakuin University Institute of Information and Media
【 所 長 】 宮治 裕 (社会情報学部 教授)

 情報メディアセンターは、本学および学院の各設置学校の教育研究高度化にむけて情報環境の充実を図り、教育・研究システムを運営・サービス提供し、ICT活用教育の支援・普及および情報基礎教育,情報科学分野の調査・研究を行う機関です。
 具体的な業務としては、利用者の要望や情報技術の動向を踏まえて、学内ネットワーク、PC教室、授業支援システムを含む様々な施設設備・システムの企画、設計、導入から利用支援サービスを含む運用全般を担っています。また、AOYAMA-Mail、ソフトウェアライセンス提供、Web会議ソフトウェア契約・提供など、様々なサービスを提供しています。これらの利用に関する問い合わせは、サポートラウンジにて受け付け対応しています。また、本学の情報教育の基礎を担うIT講習会の運営、ネットワークやアプリケーションに関する本センター主催の講習会も行っています。

情報メディアセンター PC教室(相模原キャンパス)

環境安全センター
Environmental Safety Management Center
【 所 長 】 稲積 宏誠 (副学長・社会情報学部 教授)

 環境安全センターは、環境保全や安全衛生に関する各種法令に基づき、化学物質等を使用する教育研究活動に起因する環境リスク対策や法令対応、学生・教職員に対する教育啓発活動を行うことにより、近隣地域住民の生活環境保全、及び、実験研究時における学生・教職員の安全の確保を目的としています。
 環境保全・安全衛生の分野は、法令や基準が頻繁に刷新され厳格化しているため、これら規制を守りつつ円滑な教育研究活動が行えるよう、当センターはこれら分野に精通した実務者や資格保有者が在籍しております。
 主な業務は、法令に基づく各種測定のほか、環境や人体に影響を及ぼす危険有害性の高い物質の取り扱いルールや管理体制を定め、安全マニュアルの作成や研究室に新規配属された学生に対しての安全講習会、日常的な学生への安全指導などを行っています。また、教育研究活動において、実験時に発生した事故対応についても関係部署と調整を図って対処するなどの支援活動も行っています。

実験室の作業環境測定の様子

シビックエンゲージメントセンター
Aoyama Gakuin University Civic Engagement Center
【 センター長 】 飯島 泰裕 (社会情報学部 教授)

 2022年4月1日に、青山学院大学ボランティアセンターは青山学院大学シビックエンゲージメントセンターに生まれ変わりました。2016年に生まれたボランティアセンターは、ボランティア活動を通じて、豊かな人間性と独創性を備えたリーダーシップを発揮する人材を育成する目的で設立されましたが、今後はボランティアに留まらずシビックエンゲージメント(市民協働)へ活動の範囲を広げ、それを教育にも活かしています。
 2022年度は、コロナ禍の中、街中清掃Green Up Project、手話コミュニケーション講座、自然体験プログラム(なな山緑地活性化プロジェクト)、相武台団地活性化プロジェクト、オンライン日本語サロン、渋谷区版こども食堂「こどもテーブル」、国際協力プランナー入門、認知症サポーター養成講座(渋谷区版・相模原市版)、防災ボランティア講習などを実施しました。また、ソーシャルビジネスとして、金沢Outsider Art Projectやシブヤフォント(障害者のデザインセンスを活かした自立支援)、相模原市藤野地区地産ガチャなどの活動も行いました。
 また、青山スタンダード科目「ボランティア・市民協働論」をスタートしました。シビックエンゲージメントセンターの活動を学問的に見つめ直し、多くの学生に市民協働やボランティアの知識を得てもらうための活動です。また、市民協働やボランティアの体験を学ぶ学習として、「サービス・ラーニングとしてのボランティア活動」「サービス・ラーニングⅠ、Ⅱ」について実施協力を行っています。

活動ハイライト

青山学院史研究所
Aoyama Gakuin Historical Research Institute
【 所 長 】 小林 和幸 (文学部 教授)

 青山学院史研究所は、青山学院が収集・所蔵する歴史資料を分析・検討し、近代日本社会において青山学院が果たした歴史的役割を広く研究することにより、ひいては近代日本へのキリスト教文化の影響を考察し、教育史、思想史、近現代史の発展に寄与することを目指しています。あわせて、本学院の建学の精神と歴史的な位置付けを客観的に明らかにし、青山学院大学ならびに学院設置諸学校における自校史教育の展開支援と高度化を担うことを目的としています。
 2022年度は、2024年の学院創立150周年を記念する『青山学院一五〇年史』通史編Ⅰの編纂に取り組みました。この通史編Ⅰでは、明治初年の宣教の開始から青山学院の源流となる三つの学校の歴史、明治期・大正期の青山学院の発展、関東大震災や戦争による大きな試練などが記されています。そこからは、危機を経て発展する青山学院の歴史が感じられるでしょう。どうぞ、ご参照ください。

『青山学院一五〇年史』通史編Ⅰの刊行報告会

スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター
Schoonmaker Memorial Center for Gender Studies at Aoyama Gakuin University
【 センター長 】 申 惠丰 (法学部 教授)

 本センターは、ジェンダーにかかわる研究及び教育の発展を通じて、青山学院及び社会におけるジェンダー平等と性の多様性の尊重に貢献することを目的として、2021年4月に設立されました。設立2年目となる今年度は、公開講座「ジェンダーと学問研究」の企画、シンポジウム「OSEC(子どもへのオンライン性搾取)から子どもを守る!」の共催、エンパワーメントプログラム「ジェンダーと表現」の開催、大木貞子氏講演会「アメリカの一大学美術館における一日本女性の奮闘記」の開催、昨年に引き続き青山スタンダード科目「いのち・女性・社会」の開講などを行いました。ライブラリーにはジェンダー関係の書籍を多数揃えて学生への貸し出しも可としているほか、日常で感じる疑問などを語り合える「もやもやカフェ」を学生と共に企画し実施しています。

「もやもやカフェ」告知ポスター