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NEWS(社会連携)

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2024.12.06

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青山学院大学がフェアトレード大学として更新認定されました

青山学院大学は、フェアトレード大学・タウン認定事業を行う一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)から、「フェアトレード大学」として更新認定されました。2021年に、フェアトレードの理念に賛同して研究・教育活動を通じてその推進に励み、産品の普及に取り組んだことによりフェアトレード大学基準を達成したことから、「フェアトレード大学」として認定され、今回更新認定されました。

本学では、「青山学院大学フェアトレード憲章」を定め、学食や青山学院購買会(大学生協)でのフェアトレード商品の企画や販売、講義を通じた他企業との連携や、東京都が展開する「TOKYOエシカルパートナー」への参画を通して、フェアトレードの理解浸透に取り組んでいます。

本学は、今後も、フェアトレードへの取り組みに対して、学部・学科、ゼミナール、課外活動等を通じて、本学の理念に基づき「『地の塩、世の光』としての教育研究共同体」として教育、研究、社会貢献に寄与してまいります。

▼「フェアトレード大学」とは
大学としてフェアトレードの理念に賛同し、推進活動に取り組んでいる大学を、イギリスなどの基準を準用した日本独自の基準に基づき、認定する仕組みです。オックスフォードブルックス大学(イギリス)が世界で初めてフェアトレード大学に認定され、その後、欧米を中心に268大学(2024年)がフェアトレード大学に認定されています。

日本では2014年に「フェアトレード大学」の認定制度が作られ、現在では6大学がフェアトレード大学に認定されています。

青山学院大学学長 稲積宏誠 コメント

この度は、フェアトレード大学の更新認定いただき誠にありがとうございます。多くの関係者の方にご協力賜り感謝申し上げます。
本学では、建学の精神にもとづき、学生団体等を中心にフェアトレードに関連する活動を行ってまいりました。2021年7月にフェアトレード大学として認定を受けましたが、コロナ禍で活動に制限がある中でも学生が信念を持って活動を続けていたことが、前回のフェアトレード大学認定また今回の更新認定につながったと考えております。今後も、これまで以上に学生が学部・学科やゼミナールでの学び、また課外活動等を通じて、積極的にフェアトレード活動への取り組むことを期待しています。
さらに、引き続き青山学院大学の理念にもとづき「「地の塩、世の光」としての教育研究共同体」として、本学は教育、研究、社会貢献に寄与してまいります。

日本フェアトレード・フォーラム代表 内山大志 コメント

フェアトレード大学初回更新認定、誠におめでとうございます。
今回の認定は、青山学院大学の皆様がフェアトレードの理念に基づき、継続的かつ多岐にわたる取り組みを進めてこられたことの成果です。
コロナウイルスの影響下という厳しい状況の中でも活動を途切れることなく実施されてきたことに、心から敬意を表します。

この度のフェアトレード大学としての更新認定を機に、これまで以上に活動が広がり、より多くの方々にフェアトレードの価値が伝わることを期待しております。青山学院大学の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。

フェアトレード大学認定基準について

フェアトレード大学認定基準は以下の5基準とそれを計る指標に沿って、FTFJ役員と兼任しない委員で構成された「認定委員会」によって審査・認定され、理事会で承認されます。

認定には、継続的なフェアトレードへの取組に加え、学生による主体的な活動や「憲章」の策定、ならびに全学的な意思決定機関における承認など、多くの大学関係者による実直な活動が必要です。

認定基準の詳細は日本フェアトレード・フォーラムのウェブサイトをご覧ください。

【基準1】フェアトレードの普及を目指す学生団体が存在する。
<指標>
(1)フェアトレードの普及を図る学生団体(以下、FT普及学生団体と略す。)が大学から公認されている、ないし公認の申請を行っている。
(2)FT普及学生団体に顧問の教員がいる。

【基準2】フェアトレードの普及活動、並びにフェアトレードに関する研究・教育活動がキャンパス内外で行われている。
<指標>
(1)FT普及学生団体は2年以上にわたって継続的にフェアトレードの普及活動を行っている。
(2)フェアトレードに関する研究・教育活動が推進・推奨されている。

【基準3】大学当局がフェアトレード産品を購入し使用している。
<指標>
大学当局が1年以上にわたって継続的にフェアトレード産品を購入し、利用している、ないし1年以内の購入・使用を計画している。

【基準4】複数のフェアトレード産品がキャンパス内で購入可能となっている。
<指標>
キャンパス内の食堂・売店やカフェなどで、2品目以上のフェアトレード産品(食品・衣類・文具・手工芸品など)が1年以上にわたって継続的に販売され、購入可能となっている。

【基準5】フェアトレードの理念を支持し、その普及をうたったフェアトレード大学憲章を策定し、FT普及学生団体、学生自治会(ないし学友会などそれに準ずる組織)、大学当局の三者が同憲章に賛同している。
<指標>
(1)策定されたフェアトレード大学憲章は、フェアトレードの理念を支持し、その普及および推進をうたっている。
(2)同憲章の策定には学生が主体的に参画している。
(3)同憲章が大学の理事会あるいは全学教授会、ないし過半数の教授会などの全学的な意思決定機関において承認され、理事長ないし学長が同憲章へのコミットメントを公に表明している。

フェアトレードとは

フェアトレードとは、対話、透明性、敬意を基盤とした、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップのことです。

弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献します。

FTFJでは、コミュニティを通じて、あらゆる「フェアトレード」を推進し、国内外を問わず、経済的・社会的に弱い立場に置かれた人々が人間らしい自立した生活を送れるようにするとともに、経済および社会そのものを公正かつ持続的なものへ変革することを目指しています。

一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムについて

一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(Fair Trade Forum Japan = FTFJ)は、フェアトレードタウン(世界2,029都市(2024年))及びフェアトレード大学(268大学(2024年))の日本国内での認定を始めとするフェアトレード推進事業を行う組織で、世界30カ国の組織でつくるグローバルネットワークの一員です。

これまで日本国内において、フェアトレードタウン6都市及びフェアトレード大学6大学を認定しています。

【一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム 組織概要】
組織名 :一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム
設⽴⽇ :2011年4月 (前身組織「フェアトレード・タウン・ジャパン」として)
所在地 :東京都渋谷区神宮前4丁目26-28-2階
代表者 :代表理事 内山大志

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