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NEWS(スポーツの活躍)

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2024.01.03

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【陸上競技部】陸上競技部(長距離ブロック)が「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」で大会新記録、2年ぶり7回目の総合優勝

2024年1月3日(水)、「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」が開催され、復路5区間107.5Kmにおいて、本学陸上競技部(長距離ブロック)は、「負けてたまるか大作戦」のもと、大会新記録の10時間41分25秒でゴールし、青山学院創立150周年、原監督就任20年目、そして第100回箱根駅伝という節目に、2年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。

今年で100回目を迎える同大会は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつであり、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競われる、学生長距離界最長の駅伝競走です。

史上最多の23校が出場する今大会では、本学応援団やチアリーディング部も駆けつけ、学生・教職員・校友の皆さんが心を一つにして、第100回箱根駅伝総合優勝に向けて応援しました。

原監督が就任して20年目を迎える今年、「負けてたまるか大作戦」のもと、往路の記録により、2位と2分38秒差でスタートしました。6区では、「山下りは誰にも負けない」という自信を胸に秘めた野村昭夢選手(文学部3年)が安定した走りで山を駆け下り、9km付近で第2位との差を3分18秒に拡げ、その後もペースを落とさず、17km地点では差を3分45秒に広げる力強い走りを見せ、この箱根駅伝が最初で最後となる山内健登選手(文学部4年)にトップでタスキを渡しました。
7区では、山内健登選手が堅実な走りを見せ、同期の佐々木塁選手から力水を受け取ると、2位との差を4分33秒差に広げました。
続く8区では、当日変更でエントリーとなった塩出翔太選手(教育人間科学部2年)が初めての箱根路を区間記録を上回るハイペースで走り抜け、2位との差を5分21秒に広げ、区間賞を獲得し、世羅高校の先輩でもある9区の倉本玄太選手(コミュニティ人間科学部4年)にトップでタスキを繋ぎました。
9区では、倉本選手が最初で最後の箱根駅伝をトップで独走し、同期の多田奏太選手から力水を受け取り、区間賞の走りでアンカー10区の宇田川瞬矢選手(総合文化政策学部2年)と笑顔を見せながらタスキを渡しました。往路3区から一度もトップの座を譲らず、宇田川選手が区間賞ペースで走り、監督と選手たちが待つ大手町のゴールテープを切り、青山学院創立150周年、原監督就任20年目、そして第100回箱根駅伝という節目の年に、2年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。

今大会の出走者10人のうち、前回大会も走ったのは太田蒼生選手(コミュニティ人間科学部3年)と佐藤一世選手(総合文化政策学部4年)の2人だけでした。これはシード校10校中で最少であり、初の箱根出走者は7人に上り、復路は全員が初出場でした。経験不足が懸念されましたが、「負けるもんか大作戦」のもと、追う展開や並走でも強さを示し、山区間でも区間新記録で奮闘し、復路ではスタートから単独走となり、10区間中9区間で2位の駒澤大学の記録を上回り、6分35秒の差をつけて大会新記録の10時間41分25秒を記録しました。
2日間にわたり、熱い応援を届けてくださった皆さま、心より御礼申し上げます。2024年1月11日(木)12:40から、青山キャンパス ガウチャー記念礼拝堂前にて、報告会を開催します。

レース中写真:©月刊陸上競技

【陸上競技部】陸上競技部(長距離ブロック)が「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」で往路新記録、2年ぶり6回目の往路優勝

監督・選手からのコメント

原晋監督

12月にインフルエンザの集団感染が起き、チーム状況が最も悪かった。シード権も危ぶまれる状況だった。そんな中で、私以上に学生が勝ちたいという気持ちが強かったと思う。
青山学院創立150周年、監督20周年、100回記念大会で優勝できたことが本当に嬉しい。大学関係者、高校の指導者、妻など多くの人に支えられたことに感謝いたします。

6区 野村昭夢選手(文学部3年)

スタート前から、自分が6区をゴールした時に、2位と3分以上差が開いていたらいいなと思っていたが、実際にリードを広げられてよかった。来年は大学3大駅伝3冠、箱根駅伝2連覇を!

7区 山内健登選手(文学部4年)

箱根駅伝で走りたいと思って入学してきたので、最後の学年でしっかり走って、優勝できて嬉しい。弱い弱いと言われていましたが、胸を張って卒業できそうです!!

<区間賞>8区 塩出翔太選手(教育人間科学部2年)

山内選手が笑顔でタスキを渡してくれたので、積極的に走ることができた。沿道からの声掛けが力になった。高校と大学の先輩(倉本選手)につながる走りができた。小学生の時青山学院の走りを見て箱根を走りたいと思った。当時の夢と入学当初に掲げた目標を叶えられて嬉しい。

<区間賞>9区 倉本玄太選手(コミュニティ人間科学部4年)

思い切ってどんどん突っ込んでいけと監督から言われて、最初思ったより速く入ってしまって、それでも気にせず行こうと思った。本当にもうきつくて心が折れそうだったが、同期やいろいろな方の応援があって、なんとか踏ん張ることができた。本当に4年間きつかったけど、この日のために苦しいことがあってもなんとか踏ん張ってきた。今までやってきたことは間違ってなかったと証明できたかなと思う。 塩出とはずっとタスキをつなごうと何年も言っていたので、それが本当に現実した。塩出が区間賞をとって、2位は許されないと思った。本当に良い流れで僕につないでくれて、力をもらったことが区間賞につながった。

10区 宇田川瞬矢選手(総合文化政策学部2年)

7分差くらいでタスキを受け取ることができれば楽しく走れるかなと思っていたが、本当に先輩方が大きな差をつけてタスキを渡してくれた。楽しく走ることができた。(区間記録保持者でOBの)中倉さんの記録を超えようという気持ちでスタートから飛ばして走っていたが、力及ばずだったが、先輩方と同期のおかげで優勝することができて、感謝の気持ちでいっぱい。ゴール直前のパフォーマンスは直前に怪我でメンバーを外れた田中さんへの想いがあり、全日本大学駅伝でのパフォーマンスを意識した。ずっと夢に見ていたゴールの瞬間。貴重な体験をさせてもらった。みんながゴールで待ってくれていて嬉しかった。

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