2024年3月11日（月）、Humanitarian OpenStreetMap TeamおよびOpen Mapping Hubが主催する”Open Mapping Women Awards 2024”がオンラインにて開催され、地球社会共生学部の上原史栞さん（3年*）が「Emerging Stars of the Year賞」、YouthMappers AGU（地球社会共生学部の吉田航さん（4年*）、上原史栞さん（3年*）、石井南帆さん（3年*）、滝沢未広さん（2年*）、林優香里さん（2年*）、金澤真優さん（2年*））が「YouthMappers of the Year賞」を受賞しました。

*学年は受賞当時のものです。

受賞者からのコメント

上原史栞さん（地球社会共生学部 地球社会共生学科3年*）

3年次から古橋ゼミに所属し、YouthMappers AGUの一員として災害支援の地図作成（クライシスマッピング）に取り組んできました。この活動を本格的に始めて1年で実績が評価されたことは非常に嬉しく思います。最も印象深かったのは、2023年11月16日〜18日にバンコクで開催された"State of the Map Asia 2023 Bangkok"で、海外の専門家や学生に向けて、YouthMappers AGUの活動を発表したことです。この国際会議で同じ志を持つ海外の若者たちと活動の目的や意義について情報交換できたことが最大の成果でした。4年生としての1年間も海外のマッパーと協力し、地図を通じた国際貢献を続けていきたいです。

指導教員からのコメント

古橋大地教授（地球社会共生学部 地球社会共生学科）

2023年はトルコ・シリアでの地震による被害が拡大するだけでなく、アフガニスタンやモロッコでも深刻な規模の地震が発生するなど、世界を見渡すと国内外問わずさまざまな自然災害で被害を受ける人々がいます。そして近い将来、我々も同じような被災者になる可能性があります。このような危機的な状況下では、最新かつ使いやすい地図情報があるかないかによって、現場での救急救命・復旧復興活動の作業効率は大きく変わります。YouthMappers AGUは学生主体のマッピングチームとして国連や各国の赤十字、国境なき医師団などと連携し、迅速な地図情報提供を地道に行ってきました。特に地図作成のコミュニティでは、相対的に男性比率が多くなる傾向にある中で、女子学生が中心となって活動を推し進めているYouthMappers AGUは、ジェンダーバランスの良いチームとして世界でも認知されている点で、指導教官としても引き続き学生たちの活動を応援しております。