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2025.12.19
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【地球社会共生学部】<2025年度学部間留学プログラム 留学レポート>積極的な参加が求められるタイの授業
2025年8月に始まった地球社会共生学部の2025年度学部間留学プログラムも、開始から4ヵ月が経過しました。授業内容や学習環境などについて、GSCニュース部* の森下真衣奈さん(地球社会共生学部2年)が現地からレポートを届けてくれました。
*GSCニュース部:地球社会共生学部の授業「ジャーナリズム取材演習」(担当教員:樺島榮一郎教授(地球社会共生学部))「ニュースライティング[英語講義]」(担当教員:池畑修平教授(地球社会共生学部))を履修した学生によって、より実践的な記事を書くために作られた組織です。
留学レポート
森下真衣奈さん(地球社会共生学部2年)
タイの大学の授業は、ディスカッションや発表、フィールドワークなど、実践的な学びが多い。異なる国籍の学生と協働することで、語学力やコミュニケーション能力だけでなく、多文化環境で考え、自ら行動する力も磨かれる。4ヵ月授業を受け、授業内容や学習環境など、日本とタイの授業の違いを感じる場面が多々あった。中でも大きな違いは、学生の主体的な参加だ。
ディスカッションと発表がある授業を履修している、カセサート大学に留学中の久保田理沙さん(地球社会共生学部2年)は、「話し合いの最中、自分の言葉で意見を伝えて意思疎通を図るたびに、自分の英語力の未熟さを痛感した」と、授業中の様子を振り返る。英語で自分の意見を組み立てる力の必要性を実感した機会だったという。
カセサート大学 記念塔の前に立つ制服姿の山口野の花さん 同じくカセサート大学に留学中の山口野の花さん(地球社会共生学部2年)は、絵や写真など視覚的な要素を用いて物事を伝える「Visual Storytelling」という授業を履修している。国籍の異なる学生と3人組になり、自分を表す絵を描いて英語で説明したり、最終課題ではグループで撮影・編集を行い、動画を作成するなど、コミュニケーション能力と創造性の両方が求められる授業だ。野の花さんは「動画作成は2週間かかり大変だったが、メッセージ性のある構成を考えたり、友人と動画を撮影している時間にやりがいを感じた」と話す。楽しさと学びの両方を得ることができた貴重な時間となった。
カセサート大学 記念塔の前に立つ制服姿の山口野の花さん
田植え体験をしているOSPPの学生たち フィールドワークを取り入れた授業も多い。カセサート大学のOne Semester Package Program(OSPP)に参加している長谷川真友さん(地球社会共生学部2年)は、「タイに滞在しているだけではなかなか訪れることができない場所に行けることが魅力だ」と語る。王室の歴史を学ぶ博物館やアユタヤ遺跡、田植え体験、自然の中でのサイクリングなど、幅広い校外学習が実施され、タイの社会や文化を肌で感じる機会が多くあった。
田植え体験をしているOSPPの学生たち
タイの大学での授業は、日本では経験できない学びや文化に触れることができる貴重な機会だ。自分の意見を積極的に発信したり、多国籍の学生と協力して課題に取り組んだりするなど、学生一人一人が主体的に学ぶ。授業を通して得られた経験は、知識だけでなく、自身の成長や価値観の広がりにもつながっている。
(2025年12月8日(月) GSCニュース部 森下真衣奈さん(地球社会共生学部2年))


