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2018.04.02

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2018年度入学式を挙行しました

2018年4月2日(月)、青山キャンパスの青山学院記念館にて、2018年度入学式を執り行いました。

今年度は4,536名の新入生(学部4,044名、大学院301名、専門職大学院191名)を迎え入れました。
式では三木学長よりお祝いの告辞が述べられました。

三木学長・告辞

新入生の皆さんご入学おめでとうございます。青山学院大学を代表して皆さんを歓迎し入学をお祝いいたします。また新入生の御家族、関係者の皆様にも心からお慶びを申し上げます。

これから大学で体験する学びは、学生個々人が自分で情報を集め、情報を分析し考えそして判断をし、行動する能力を身につけるための機会ですから、与えられた課題に対して、用意された回答を応えていく受験勉強とは、全く異なる学びの場です。答えが一つではない世界にはいります。また、答えらしきものが見つかると、それ以上に自分が知らなかった世界の存在にも気づかされます。勉強すればするほど、少しわかってきますが、それ以上に知らない世界が広がっていきます。だから大変なのですが楽しいのです。皆さんが、青山学院大学で、このわくわく感を感じてもらえたら、学長としてこんなうれしいことはありません。

皆さんが卒業するころ、社会は想像できないほど激変しているはずです。テクノロジーの指数関数的変化が皆さんの仕事も変えているかもしれません。多くの仕事が機械で済んでしまうような時代に皆さんはどう立ち向かうのでしょうか?皆さんは、少なくとも大学で学ぶという4年間を選択したのですから、この4年間を自分に投資して、専門性を持ってください。逆に4年間を浪費すると、専門性を持たないまま社会に出て、仕事もAIに奪われてしまうかもしれません。では、具体的にどうすべきか。私はここで次の3つのいずれかを1,2年のうちに達成されることをお勧めします。

第1は、年間100冊の読書を実践してみてください。わからなくても良いので、最後まで読んでみてください。この時期の読書が一生役に立ち、理解できなかったことも徐々に見えてくるようになり、皆さんの人生を深みのあるものにしてくれるはずです。

第2は、それぞれの学部に特徴的な資格を取得してみてください。資格取得は何よりも皆さんに自信を与えると同時に、皆さんの進路の幅を拡大してくれるはずです。

第3は、本学と提携している110を超えた協定校に留学できるレベルの語学力を身につけ、交換留学してみてください。何よりも、皆さんの世界観が変わり、日本のことがよく見えてくるはずですし、活躍の場も劇的に広がります。

これら、3つのいずれかを実践してみてください。いずれも本学に入学された皆さんなら可能なものばかりですが、皆さんが、自ら主体的に努力しないと難しいものばかりです。しかし、それをやるのが大学生なのです。ところで、皆さんは、「青学TV」をご存じですか?これまでご覧になった人はまだ少ないと思いますが、本学学生になった以上、積極的に利用し、青学の最新情報を動画で確認し、皆さん自身も作成されるようになってほしいと願っております。

最後に、皆さんの中には、アルバイトで忙しくなる学生もいるかもしれませんが、やむを得ない場合を除いてアルバイトを私は推奨しません。アルバイト中心の生活になり、昼夜逆転し、卒業もできなくなる学生が毎年一定数でてしまうからです。自分の人生の一番大事な時期を時給1000円で売り渡してしまったことになります。もったいないと思いませんか。この4年間を大事にしてください。それが卒業後の皆さんの人生を希望に満ちたものにしていくはずです。青山学院大学での4年間が、皆さんの人生にとって、記憶に残る大切な4年間になることを祈念して、私からのお祝いと歓迎のあいさつとさせていただきます。