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2012.10.22

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金子雅明助手(理工学部経営システム工学科)が、「ANQ Congress 2012 Hong KongBest Paper Award」を受賞

金子雅明助手(理工学部経営システム工学科・熊谷敏研究室所属)が、2012年7月30日(月)~8月3日(金)、香港で開催された「ANQ(Asian Network for Quality)Congress※ 2012 Hong Kong」において、「Best Paper Award」を受賞しました。
この賞は、同大会で、優れた研究発表を行った研究者におくられるもので、口頭発表144件、ポスター発表64件のうち、22件に「Best Paper Award」が授与されました。

受賞した研究発表は「A Structural process model for providing rehabilitation services in a hospital(医療機関におけるリハビリテーションサービス提供のための構造化プロセスモデル)」です。

この研究は、高齢化社会下でより一層重要となるリハビリテーションサービスの質向上のため、その業務プロセスを効果的、効率的に設計し、改善するための構造化モデルについて述べたものです。
具体的には、やり直しがきかない、患者の個別性が高いなど、医療サービス固有の特徴を考慮し、質の高いリハビリテーションサービスを提供するために必要な業務プロセスを構造化し、どの病院でも共通に使えるように標準化しました。金子助手が提案した標準モデルを用いることによって、各病院は自病院のリハビリテーションサービス提供のための業務プロセスを効率的に可視化できるだけでなく、標準モデルと自病院の業務プロセスの違いから自病院の業務プロセスに潜む問題を発見することもでき、サービス改善に活かすことが可能となります。金子助手の研究成果によって、患者に提供されるリハビリテーションサービスの質の向上が期待されます。

金子助手の発表は、発表内容が優れていたことやプレセンテーションのわかりやすさ等が評価され「Best Paper Award」に値すると認められました。

※「ANQCongress」とは・・・アジア圏に位置する17ケ国(中国、台湾、ドバイ、カザフスタン、バングラディシュ、インドネシア、インド、イラン、日本、韓国、ネパール、パキスタン、ロシア、タイ、シンガポール、インド、ニュージーランド)が加盟する「Asian Network for Quality(AQN:アジア品質ネットワーク)が、グローバル社会におけるアジアの品質向上を目的に年1回開催している会議。