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2013.11.29

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伊藤真利子助教(総合文化政策学部)が、「第8回日本FP学会 学会賞 審査委員賞」を受賞

伊藤真利子助教(総合文化政策学部)が、「第8回日本FP学会 学会賞 審査委員賞」を受賞しました。
「日本FP学会賞」は、日本FP学会が、パーソナルファイナンス研究の振興と将来に向けたパーソナルファイナンス分野の研究の担い手を育成することを目的に2005年に設立され、毎年、論文を募集し、応募論文の中で学術的に優秀と認められた研究論文に対し「賞」を授与しています。
伊藤助教の研究は、「バブル経済下の郵便貯金―『90年ショック』をめぐって―」で、郵便貯金民営化の歴史的前提を解明したものです。
1990年に大規模な満期解約が予想された郵便貯金が、バブル崩壊による資金シフトによって急増したこと、後に民営化過程で批判の対象となった90年代の「郵貯肥大化」について、バブル崩壊時の大量預入が名目的増加として現われたものであったこと等を明らかにしました。
伊藤助教の研究は、独創的で優れた研究であるとともに詳細なデータの分析により、実証的に郵便貯金民営化の歴史的前提を解明したことが評価され、「第8回日本FP学会 学会賞 審査委員賞」にふさわしいと認められました。