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2015.06.30

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齊藤 史哲助教(理工・経営システム工)が「日本経営工学会 平成26年度 論文奨励賞」を受賞

齊藤 史哲助教(理工・経営システム工学科)が「日本経営工学会 平成26年度 論文奨励賞」を受賞しました。
同賞は、同学会発刊の論文誌(日本経営工学会論文誌)Vol.64,No.4 ~ Vol.65,No.3に掲載された論文の中で、同学会が35歳以下の若手研究者による研究で、今後の研究に発展性が期待でき奨励に値すると認めた研究に対して授与しているものです。

受賞対象となった論文は「Webカスタマーレビュー文の理解支援を目的とした自己組織化マップによる評価分布の可視化法」で、データから知識を抽出する技術であるデータマイニング*の手法のひとつである、自己組織化マップ(SOM)のWebレビュー文解析への拡張方法について提案したものです。SOMは高次元のデータを低次元にマッピングし、多量のデータを可視化する技術です。これをレビュー文のデータ解析に拡張することにより、解析者にとって全ての内容を把握することが困難な多量の文書データ(顧客の声)の傾向を把握しやすくすることを目指しています。
齊藤助教の研究は、インターネット上での購買活動が飛躍的に増加している現在、研究テーマがタイムリーかつ大変重要な課題であることや、提案法の有用性、今後のさらなる研究の発展が見込まれることなどが評価され、同賞に相応しいと認められました。

2015年5月16日(土)に首都大学東京(南大沢キャンパス)で行われた同学会2015年春季大会において、表彰式が行われました。

 * データマイニング・・・
大量のデータに対して統計学等のデータ解析の技法を網羅的に適用することで知識を取り出す技術。