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2019.05.14

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川口恒さん(理工学研究科)が「日本物理学会学生優秀発表賞」受賞

川口恒さん(受賞当時、理工学研究科理工学専攻機能物質創成コース博士前期課程2年・古川信夫教授研究室)は2018年9月に同志社大学(京田辺キャンパス)で行われた日本物理学会2018年秋季大会における学術成果発表が高く評価されて「日本物理学会学生優秀発表賞」を受賞し、2019年3月14日(木)~3月17日(日)、九州大学(伊都キャンパス)で開催された日本物理学会第74回年次大会において表彰されました。

川口さんの学術成果発表「フラットバンド中の極低温ボース原子気体における超固体状態」ではリープ格子上の超固体状態に着目し、レーザー等で補足された原子気体を極低温に冷却して様々な量子力学的な効果を実際に発現させるために必要な条件や操作方法を解明しました。超固体状態は非常に特異な性質をもつ量子状態で、その存在そのものが科学的な研究対象となるばかりでなく、このような量子操作技術の研究が将来的には量子インターネット・量子コンピューティングの基盤技術に結びつくと考えられており、多くの関心を集めています。

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