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2026.01.16

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【国際政治経済学部】勝又恵理子教授ゼミナールの学生が「異文化コミュニケーション学会 40周年記念年次大会」にて発表

2025年10月11日(土)、12日(日)の2日間にわたり「異文化コミュニケーション学会 40周年記念年次大会」が開催され、勝又恵理子教授(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科)ゼミナール(以下、ゼミ)の4年生が参加しました。今回の本年次大会は「Intercultural Connections in a Changing World」をテーマに、多様な文化的背景をもつ人々のつながりと共生について議論を交わしました。

大会2日目は、学部生によるポスター発表セッションを行い、本ゼミから6人の学生が研究成果を発表しました。 異文化理解や多文化共生に関するテーマで発表を行い、参加者との質疑応答や意見交換を通じて、自身の研究をより深く見つめ直す機会となりました。

本年次大会への参加は学生にとって、ゼミで培った学びを学外の専門的な場で発信する貴重な経験となりました。 学生たちは、異文化コミュニケーション分野の最新の研究動向に触れながら、自身の今後の研究やキャリア形成について新たな視野を得る機会ともなりました。

塩見わこさん(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科4年)

学生からのコメント

塩見わこさん(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科4年)

私は高校1年生のとき、アメリカ・テキサス州の高校に留学していました。留学時に、“You’re good at math because you’re Asian.” “Your English is good for Japanese!”という言葉をかけられたことがあります。当時は一瞬「褒められているのかな」と感じましたが、日本人だからといって数学が得意とは限らないこと、そして「日本人は英語が話せない」という前提で評価されていることに、どこか違和感が残り、モヤモヤとした気持ちになりました。

日本に帰国後、「マイクロアグレッション」という概念に出会い、留学中に感じた違和感の正体が分かりました。これは、悪気なく無意識のうちに起こる“見えにくい差別”で、発言者にそのような意図がなくても、相手に心理的な傷を与えてしまう可能性があります。私自身、留学生や外国籍等の方に対し、見た目だけで判断して「日本語お上手ですね」と声をかけてしまっていたことに気付き、自分も無意識の加害者になり得ることを痛感しました。

マイクロアグレッションは、海外では比較的に認知されていますが、日本ではまだ認知が十分に広がっていません。そのため、本学院の高等部在学時から、平和共生論文や英語プレゼンでこのテーマを扱い、大学進学後も英語討論大会などを通して発信を続けてきました。

今回は「日本からの留学生が渡航先で経験するマイクロアグレッション」をテーマとした研究を深め、「異文化コミュニケーション学会(SIETAR Japan)」で発表し、国際政治経済学部の学生研究論文にて入賞という評価をいただきました。また、現在行っているラグジュアリー系ブランドのインターン先のEducation teamやHRの方々にも共有する機会ををいただき、さまざまな場面でこの概念の認知を広げています。マイクロアグレッションは、人種だけでなく、ジェンダー、年齢、など、さまざまな側面を背景として起こり得ることです。そして、それは職場、学校など、どのようなコミュニティでも起こり得ます。

今回の研究と発表を通じて、このテーマへの理解が日本社会に少しでも広まり、日常の中で知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまう場面が減っていくことを願っています。

塩見わこさん(国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科4年)

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