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2019.03.25

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2018年度 学位授与式を挙行しました

2019年3月25日(月)、青山キャンパスの青山学院記念館にて、2018年度学位授与式が執り行われ、4,504人の卒業生(学部4,043人、大学院461人) が新しい門出を迎えました。快晴に恵まれ、桜咲く青空のもと、新たな門出を祝う卒業生や保護者などでキャンパスは賑わいました。式では、三木義一学長より、学位記の授与とお祝いの告辞が述べられ、来賓の方々から祝辞が述べられました。

三木義一学長の告辞

To our graduates here today, on behalf of Aoyama Gakuin University, I would like to extend my heartiest congratulations to you for the degrees you have earned. I would also like to thank your families and friends along with our faculty members and officials who have all supported you while you sought to achieve this [wonderful] goal.

と、ここまで英語で挨拶しなければいけない時代かもしれませんので英語で祝辞を述べましたが、定年を迎えた私は今回が最後の学長としての挨拶になりますので、私の思いを、一番表現できる日本語で語っておきたいと思います。

これまで、私は次のようなことを述べてきました。
まず、2015年度の卒業生には、夜悩むなと言うことと、主権者として自覚して財政問題を考えよ、といいました。これから皆さんは、いろいろつらいことに遭遇するかもしれません。そういうとき、夜考えてはいけません。朝の光の中が君たちの不安を薄めてくれることをあらためて述べておきます。
2016年度の卒業生には、仕事は人生の中心だが、人生の一部でしかない、だから、自分の趣味をもてと言いました。苦しいときには皆さんを支えてくれるはずです。
2017年度の卒業生には、人がやらない分野を探し、そこでトップを目指せ、と要望しました。皆さんの可能性に期待しているからです。

2018年度の卒業生である皆さんには、きわめて平凡なことを申します。
我が国の男性の平均寿命が60歳を超えたのが1951年、それから62年後の2013年に80歳をこえました。2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳へとさらに伸びています。すでに医学的には、135歳まで可能と言われ、皆さんが高齢者になる頃は平均寿命も90歳を超えているでしょう。卒業後、さらに70年もあるのです。この長い時間をどう過ごしていくのか、が問われることになります。

まず何よりも、自分が得意とする力を磨いてください。それが磨かれれば磨かれるほど、仕事は充実するでしょうし、それが自信になり、他人に優しくなれます。
さらに、日本語であれ、英語であれ、コミュニケーション能力を高めてください。それが充実した人間関係を形成します。
また、家族、パートナーを大事にしてください。私達は、人と人との間でしか生きることはできないのですが、それだけに身近な人との日々を大切にしてください。

You are receiving diplomas today. I have a vision of you now—a vision of all of you, fifty years in the future, coming back to our university to celebrate the golden jubilee of your graduation. In my vision, you look happy and contented. I sincerely hope that in the years that come you will indeed find happiness and contentment. Again, I extend my most abundant praise and congratulations. My best wishes to you and yours, and to all of us as we navigate our way to the future.

おめでとう!