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2012.12.25

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理工学部阿部二朗教授が磁気浮上したグラファイトを光で自在に動かす新技術を開発

理工学部化学・生命科学科 阿部二朗教授と小林真之研究員は、全く新しい低コスト太陽光発電システムの開発につながる新技術の開発に成功しました。
これは磁気浮上したグラファイトの2次元面内方向の運動を光で自在に操作する技術で、本技術では、超電導磁石のような高価な超強力磁石ではなく、一般に市販されている安価なネオジム磁石を使用していることが特徴です。
さらに、磁気浮上したグラファイト円板に太陽光を照射することで1分間に200回転以上の高速回転を実現することにも成功しており、今後は光による物質輸送や、光アクチュエータのみならず、従来の技術には無い、環境に優しく、安全な全く新しい低コスト太陽光発電の開発が期待されます。

本研究成果は、2012年12月12日(米国時間)に米国化学会発行の「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー」オンライン版に掲載されました。