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2019.10.15

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重光玲於奈さん(理工学研究科)が「第25回小型魚類研究会」で「Best Presentation Award」を受賞

2019年9月4日(水)~5日(木)に宇都宮大学多目的ホールで開催された「第25回小型魚類研究会」で、てんかん脳の生体内可視化に関するポスター発表を行い、重光玲於奈さん(理工学研究科理工学専攻生命科学コース博士前期課程1年・平田普三教授研究室)が、「優秀ポスター発表賞」を受賞しました。

小型魚類研究会はメダカやゼブラフィッシュなどの小型魚類、ならびに他の水生動物を用いた基礎研究から応用技術まで幅広い領域における最新情報の共有を図る研究集会です。学生から大学教授まで40名がポスター発表を行い、そのうち2名が同賞に選ばれました。

本研究で重光さんは、ゲノム編集技術で作製したゼブラフィッシュ変異体に光点滅を見せるとてんかん(てんかん発作を特徴とする慢性脳疾患で、脳の過剰興奮で起こる)を発症することを示し、その際の脳活動をライブイメージングし、神経細胞が過剰興奮する様子を時空間情報を揃えて解析しました。この研究から治療や創薬の足がかりとなる、てんかんの新たな動物モデルが確立できました。

重光さんの発表は、研究成果の秀逸さと将来性に加え、見やすいポスターデザインと分かりやすい説明が審査員から高く評価され、「Best Presentation Award」に選ばれました。

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