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2023.03.22

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中村美帆准教授(総合文化政策学部)が日本文化政策学会 第1回「学会奨励賞」を受賞

 中村美帆准教授(総合文化政策学部、文化政策学/文化資源学)が、著書『文化的に生きる権利―文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性』(春風社,2021年)で、日本文化政策学会の第1回学会奨励賞(著書の部。論文の部は該当なし)を受賞し、2023年3月18日に芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)で開催された同学会第16回年次研究大会において表彰されました。この賞は、若手研究者の優れた著書または論文を顕彰することで研究活動のさらなる活性化を目指すものです。

 同書は、日本国憲法全103カ条のうち唯一、第25条第1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」で使われる言葉である「文化」について、文化政策の専門家である著者が、文化芸術に係る政策を実施する際の理論的基盤である「文化権」という理念の根拠規定として読むことの可能性と課題、そして本条文に「文化」という文言が含まれることの意義を明らかにするものです。

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