- MENU -
POSTED
2025.12.09
TITLE
【理工学部】山下幹裕さんが「第39回ダイヤモンドシンポジウム」で「学生奨励ポスター賞」を受賞
2025年11月12日(水)〜11月13日(木)に東京理科大学 野田キャンパスで開催された「第39回ダイヤモンドシンポジウム」のポスターセッションにおいて、山下幹裕さん(理工学部 電気電子工学科 4年・黄晋二研究室所属)が「学生奨励ポスター賞」を受賞しました。
本ポスター賞は、予稿、発表内容、プレゼンテーション、質疑応答などが総合的に優れている発表に対して授与されるものです。今年度は審査の結果、6名が受賞しました。
研究概要
発表題目:CVDグラフェンを利用したフレキシブルなフィルム型エレクトロクロミックデバイスの作製と評価
エレクトロクロミズムは、酸化還元反応により物質の光学特性が可逆的に変化する現象であり、自動車の防眩ミラーや航空機の窓で実用化されています。しかし、既存建築物への導入には高コストや施工の複雑さが課題です。
山下さんは、既存建築物にも容易に適用できるフレキシブルなフィルム型エレクトロクロミックデバイスの実現を目指し、透明電極にCVDグラフェンを用い、酸化タングステンとプルシアンブルーを組み合わせたデバイスを作製しました。さらに電気化学的・光学的特性を評価することで、貼付対象を選ばず調光機能を付与できる次世代フィルムとしての可能性を示しました。

