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2024.10.31
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【経営学部】SBSL(経営学部学生リーダーズ)がAMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)を実施しました

2024年9月18日(水)、AMCA2024の集大成となる最終発表会を開催しました。
本年度はキユーピー株式会社にご協力いただき、「GREEN KEWPIEを日本に広めよう!」というテーマで、課題に取り組みました。
青山学院大学経営学部のボランティア団体SBSL(School of Business Student Leaders:経営学部学生リーダーズ)は、経営学部の有志で構成される団体で、オープンキャンパスや経営学部新入生向けのイベント「フレンドシップミーティング」の企画・運営を中心に活動しています。その中の「AMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)プロジェクト」では、マーケティングや広告に特化した広告企画コンペティションの運営を行っています。
AMCAは、本学出身の広告クリエーターである武井慶茂氏と久保田進彦学部長(経営学部マーケティング学科 教授)が発起人となり、2014年にスタートし、今回で11回目を迎えました。
本学の学生が広告に触れる機会を増やし、将来広告・マーケティングの世界で活躍する人を輩出することを目的として、経営学部同窓会にご支援をいただきながら、プロジェクトメンバーが企画運営をしています。

【2024年全体スケジュール】
1~2月 企画書作成、協力企業の検討
3月 協力企業の決定、宣伝フレンドシップミーティングにて告知開始、課題の考案
4月 参加者募集開始、学生ポータルや授業内での告知、課題の決定、参考図書リスト公開
4月8日(月)~30日(火) AMCA説明会(対面及びオンラインでの開催)
5月 参加者募集締め切り、課題オリエンテーション、マーケティング基礎&広告セミナー(対面開催)
7月 企画書提出締め切り
8月 中間審査
9月 最終発表前相談会
9月18日(水)最終発表・表彰式
【参加者について】
参加者内訳:71組161名
・文学部 8名
・経済学部 9名
・法学部 3名
・経営学部 112名
・国際政治経済学部 6名
・総合文化政策学部 7名
・理工学部 7名
・社会情報学部 1名
・地球社会共生学部 7名
・コミュニティ人間科学部 1名

参加者からのコメント
チーム名:AMC衛
<GREEN KEWPIE賞・クリエイティブ賞 受賞>
最初チームを組んだ時は、マーケティングなどに対する知識不足や、他のグループよりも人数が多く、なかなか納得する案が出なかったり、上手く構成を組み立てることが出来ず、立ち止まってしまうことが何回もありました。
しかし、チームのメンバー1人1人が自身の得意な部分を生かしたり、人数が多い分、さまざまな意見を出すことで課題に対し多角的な視点で臨むことができ、全員が納得いく案が作り出せたのではないかと思います。
また中間発表前のAMCAオリエンテーションにて、去年のお話や、進める上でのアドバイスをいただいことや、中間発表後、教授からのフィードバックなど、自分たちの考えだけでなく、経営分野に長けている方々からの助言のおかげで自分たちの発表に足りてないものを客観視し、最終発表では今までで一番良い内容でプレゼンを行うことが出来ました。
結果として、チーム全員が新しい物事に全力で楽しみながら挑戦していく大切さを学び、クリエイティブ賞、GREENKEWPIE賞の2つを受賞することができ、とても貴重な経験を得ることが出来ました。この経験をこれからも大学や将来に生かしていきたいです。


チーム名:経シス
<マーケティング賞 受賞>
チーム経シスが「マーケティング賞」を受賞することができ、チーム一同、大変喜んでいます。
正直、私たちは賞を受賞できるか不安でした。なぜなら、AMCAは経営学部主導のイベントなので、マーケティングに関して、詳しい学生が多く、私たちにとっては不利な状況だと感じていたからです。
しかし、私たちの所属する理工学部経営システム工学科は、データから物事を構造的に捉える力に長けています。その力を生かし、経営学部の学生にはない、独自の視点からアプローチした結果が、今回の受賞につながったと考えています。
また、今回の受賞は私たち4人だけでは成し遂げられませんでした。発表リハーサル時に貴重なフィードバックをくださった久保田先生、アンケートにご協力いただいた学生の皆さまに心より感謝申し上げます。
本チームのメンバーは現在4年次で、就職する人や大学院に進学する人に分かれますが、来年、大学院に進学した人が最優秀賞を目指してくれると信じております。本当にありがとうございました。


綿貫智香氏(キユーピー株式会社 GREEN KEWPIEプロジェクトリーダー)
AMCA2024に協力企業として参画したきっかけは、本プロジェクトマネージャーの村岡宏美さん(経営学部マーケティング学科2年)からのお手紙でした。お手紙を拝読して、すでに10年継続されているAMCAの意義深さを感じ、村岡さんの熱意に後押しされて、参画を決めました。
GREEN KEWPIEは、キユーピーから2023年3月に誕生した新しいブランドで、プラントベースフードなど、サステナブルな食を展開しています。大学生の皆さんは、将来世代として、このブランドのターゲット層でもあります。その大学生の皆さんから、GREEN KEWPIEをAMCA2024のテーマとして採択いただきましたことは、大変喜ばしいことでした。
オリエンテーションでは、多くの方々が真剣に聴講し、率直な質問をする姿勢に、私も胸が高鳴りました。
最終発表会に出場した8チームの皆さんは、バラエティに富んだとても素敵な発表内容でした。
GREEN KEWPIE賞を受賞されたチームの企画は、青学生ならではのコミュニケーションプランの提案で、GREEN KEWPIEを自分事に捉えた独創的な企画と、それを伝えるプレゼンテーションの工夫が決め手となりました。
AMCAは参画する企業にとっても、よい刺激になります。私自身、最終発表会で発表された8チームの皆さんから、様々なアドバイスをいただき、もっと頑張れと背中を押されているような感覚さえありました。このような機会をいただきまして、ありがとうございました。


武井慶茂エグゼクティブクリエイティブディレクター(ビーコンコミュニケーションズ株式会社)
今回の課題は、誰しもが生きていく上で関係のある「食品」というカテゴリーではあるものの、そこに「グリーン」という環境要素が入ることで難易度が高かったのではないかと思います。そんな難易度高めの課題であるにも関わらず、提出されたアイデアは若い学生の皆さんらしい、社会のトレンドや流れを意識したものが多く、全体的にレベルが高かったように感じました。
その中で、今回最高賞を獲得したチームのアイデアには、優れていたポイントがありましたのでご紹介したいと思います
①資料の作り方のうまさ
プレゼン資料がシンプルな仕立てのため、読むことだけに意識を奪われない作りだったので、話をよく聞くことができました。イラストや動画などを駆使してメリハリをつけていたのも良かったです。
②10分の使い方のうまさ
①とも関係があるのですが、10分にまとめるために「伝えたいことのコアが何かを明確にすること」「アイデアを欲張りすぎない(広げすぎない)こと」「視覚的効果を使ってシンプルに見せること」などが重要ですが、それらが良くできていたと思います。
③アイデアが現実的かつ具体的
広告予算を潤沢にかけることが難しいと想定される今回のようなケースにおいて、提案に無理がなかったこと、青学を上手く活用したアイデアにリアリティがあり、それが説得力を増していたことは良かったと思います。
以上になります。今後参加される皆さんの参考になったら嬉しいです。次回もぜひ頑張ってください。


久保田進彦学部長(経営学部マーケティング学科 教授)
本年度のAMCA2024は、キユーピー株式会社の協力で運営されました。植物由来の原材料を使用したプラントベース食品である、「GREEN KEWPIEの普及」というテーマは、企業の利益を確保しつつ、社会に対する貢献も求められるという点で、高度なプランニングが要求されるものです。しかし学生たちの関心は高く、さまざまな学部から数多くの参加者が集まりました。
プロジェクトは2023年12月にスタートし、2024年2月にキユーピー株式会社よりご協力のご快諾をいただきました。
4月から告知を行い、5月にはGREEN KEWPIEのプロジェクトリーダーである綿貫智香氏から、2時間近くにも及ぶ講演会をご提供いただきました。
さらに8月には、本学OBで広告クリエイターの武井慶茂氏や、田川篤志執行役員(キユーピー株式会社)をはじめ、複数の関係者によって中間審査が行われ、9月18日には中間審査を突破したグループによる最終発表会が行われました。この発表会には、濱崎伸也取締役(キユーピー株式会社)にもご参加いただきました。
AMCAの素晴らしさは、学部やキャンパスに制約されることなく、青学生であれば誰でも参加できることです。これからも経営学部という枠にとどまらず、すべて青学生のために活動を展開して行きたいと思います。


村岡宏美さん(AMCA2024プロジェクトリーダー/経営学部マーケティング学科2年)
AMCA2024は昨年の12月頃に始動し、約10か月間、私たちプロジェクトメンバーを中心に企画・運営を行ってきました。
最終発表の開催までには、協力企業の検討や打診、参加者集めなど、様々なことを一から始める日々は、非常に多忙なものでした。しかし、メンバー同士で助け合いながら活動し、ひたむきに目の前の物事に向き合った結果、無事に本企画を完遂することができたことに、非常に喜びを感じました。
今年度は、キユーピー株式会社から新たに誕生したブランドである「GREEN KEWPIE」の皆さまにご協力をいただきました。本ブランドのテーマである「GREEN KEWPIEを日本に広めよう!」を通して、マーケティングの世界に触れるだけでなく、参加学生はサステナブルな食の在り方について、深く考えるきっかけになったのではないかと感じています。
突然の一学生からのお手紙であったのにも関わらず、目を通していただき多大なるご協力をいただいたキユーピー株式会社の皆さまに、改めて感謝申し上げます。
毎年多くの学生が参加するAMCAでは、参加学生の学びの場として「マーケティングセミナー」と「広告セミナー」を実施しております。
マーケティングセミナーは、経営学部長であり、AMCAの担当教員である久保田進彦先生にご協力いただきました。入学して間もない学生や経営学部以外から参加している学生にとって、マーケティングの基礎知識を身に付ける貴重な場となりました。
広告セミナーでは、本学出身の著名な広告クリエイターである武井慶茂様に、ご協力をいただきました。武井様には広告セミナーの開催にとどまらず、中間審査、そして最終発表へのご協力をいただきました。マーケティングセミナー、広告セミナーがあったからこそ、参加学生の課題に対するアプローチが多様になったのではないかと考えております。
最終発表当日は、中間審査を突破した8チーム25名の学生に、相談会を経てブラッシュアップしたプランを発表していただきました。どのチームも視点や重視するポイントが異なっており、力作ぞろいとなりました。
その中から、キユーピー株式会社の皆さまが最も惹かれたプランに送られる「GREEN KEWPIE賞」、マーケティングの観点において優れていたチームに送られる「マーケティング賞」、アイデアが光るチームに送られる「クリエイティブ賞」、最終発表にご参加くださったオーディエンスの投票によって決まる「オーディエンス賞」という4つの賞を決定いたしました。
今年度は複数受賞が可能であったこともあり、ドラマチックな展開が見られました。
AMCAは皆さまのご協力がなくては成り立たないプロジェクトです。AMCA2024にご参加いただいた皆さま、開催にご協力いただいたキユーピー株式会社の皆さま、毎年お力添えをいただいている武井様、本学経営学部同窓会の皆さま、そして、未熟な私たちメンバーにプロジェクト始動時から多くのご指導ご鞭撻、ご助力をいただいた担当教員である久保田進彦先生、芳賀康浩先生には感謝してもしきれません。
今後は新たなプロジェクトメンバーに引き継ぎ、来年度以降も開催される予定です。本企画は参加学生にとっても、プロジェクトメンバーにとっても、かけがえのない経験を得ることのできる場です。引き続きAMCAを、何卒よろしくお願いいたします。
