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NEWS(地球社会共生学部)

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2026.01.19

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【地球社会共生学部】タイ留学中の学生が、バンコクで日本人ビジネスパーソンとの交流会に参加~グローバル社会で活躍するための“リアル”を学ぶ、地球社会共生学部ならではの学びの機会に~

2025年11月30日(日)、タイに留学中の地球社会共生学部の学生13人が、バンコク市内にて、日本人ビジネスパーソン6人との交流会に参加しました。

自動車、食品、農業、マーケティング、人材サービス、メディアなど、多様な業界でタイを拠点に活躍する男女計6人が参加した交流会の冒頭では、「タイに関する7つのクイズ」が出題され、学生にとってタイ社会への理解を一層深める機会となりました。

■地球社会共生学部だからこそ、交流会に宿る特別な意義

地球社会共生学部は、異文化を理解し、多様な人々と協働しながら、グローバル社会の課題に主体的に向き合う力を育成することを教育理念としています。今回の交流会は、まさにその理念を体現する学びの場となりました。タイで生活しながら学ぶ学生にとって、現地で働く日本人のビジネスパーソンと直接対話することは、次のような価値を持っています。

・座学では得られづらい“国際ビジネスのリアルな現場”に触れ、キャリアの未来像をより明確にできる。
・異文化環境で働くために必要な姿勢(行動力、信頼構築、適応力)を、実践者の経験から学べる。
・「日本とタイの交点」に接することで、地球社会共生学部が重視する“共生”の視点を実体験として理解できる。
・留学経験を自分のキャリアにどう結びつけるかを考える、重要な転機となる。

学生からは、「海外で働くイメージがより鮮明になった」「挑戦する姿勢の大切さを実感した」「価値観が整理され、キャリアの軸が見えた」といった声が多く寄せられました。これは、地球社会共生学部が大切にする “深い自己理解と他者理解に基づく学び” が、交流を通じてさらに深まった証といえます。

■学生のキャリア形成につながる多様な学び

グループ交流では、学生たちが積極的に質問し、海外で働く魅力や難しさ、文化的違いへの向き合い方、若手時代の過ごし方などについて、多角的に学ぶことができました。また、「何を成し遂げたかだけでなく、そこで何を感じたかが自分をつくる」という言葉が多くの学生の心に残り、留学体験を自分の中で再整理するきっかけにもなりました。今回の交流会は、タイ留学という環境を最大限に生かし、学生が自身のキャリアを主体的に描き始める重要なステップとなりました。

■謝辞

本交流会は、タイで駐在員として活躍されている柏木健史さんの全面的なご協力により実現したものです。柏木さんには、事前に学生の志望業界をヒアリングし、関心に沿ったグループ構成を行っていただくなど、企画から当日の運営まで多大なご尽力を賜りました。また、現地でご活躍されている皆さまとの対話は、学生にとって学びと成長の大きなきっかけとなりました。柏木さん、ならびにお忙しい中ご参加くださった社会人の皆さまに、心より御礼申し上げます。

参加者からのコメント(いずれも地球社会共生学部2年)※( )内は当時の留学先大学

瀬戸彩加さん(カセサート大学)

今回の交流会では、留学中に駐在員の方々から直接お話を伺うという大変貴重な機会をいただきました。お話を通じて、これまで抱いていたキャリアに対する不安が和らぎ、チャンスは自らつかみにいくものだという貪欲な姿勢の大切さを改めて実感いたしました。また、少しの勇気を持って躊躇せず行動することや、人と人との間に「信頼」を築き、それを積み重ねていくことの重要性を強く感じました。これらはどの業界、職業に就いても基盤になってくるものだと気付くことができました。さらに、このような機会に恵まれることは滅多になく、積極的に行動することで本日のように自分の可能性が大きく広がることも学びました。加えて、どの道に進んでも、自らの行動によってその道を正解にしていくという考えに深く励まされ、自身の価値観が広がるとともに、これから進むべき軸がより明確になりました。本日のような貴重な機会に参加できたのも、タイ留学を経験したおかげだと強く感じております。留学前の自分であれば、きっと躊躇して参加しなかっただろうと思います。しかし、留学を通じて自分の価値観がより明確になり、その変化を自覚する大きなきっかけにもなりました。

小作美結さん(タマサート大学)

これまでは、海外で働くことや、自分の今後のキャリアに対して、漠然としたイメージしか持っていませんでした。しかし今回、実際にタイで活躍されている皆さまからお話を伺ったことで、そのイメージが一気に具体的になりました。インターネットだけでは得られない、現地で働く方だからこそ得られるリアルな経験や価値観を聞くことができ、タイと日本の働き方の違いや、それぞれのメリット・デメリットなど、多くの新しい発見がありました。また、海外で働いた経験をもとに「学生のうちに何に力を入れるべきか」といったアドバイスもいただき、日本へ帰国して本格的に就職活動に入っていくうえで、自分の軸を見つめ直す大きなきっかけとなりました。特に、「チャンスは自分でつかみにいくことの貪欲さ」や「スパルタな環境にあえて身を置くことの大切さ」という言葉が強く心に残っています。今回のお話を通して、自分のキャリアを主体的に考え、行動していくことの重要性を改めて実感しました。

高橋千尋さん(タマサート大学)

社会人の方とこれほど深くお話しする機会は、自分の人生で初めてでした。自分の人生について深く考えるきっかけとなりました。人によって歩んできた道や価値観はさまざまであり、そのような多様な世界の中で自分が生きていることを改めて実感いたしました。先生のお言葉のとおり、今回のご縁を大切にし、日本へ帰国後も今回の経験を最大限に生かしていきたいと思います。留学を通して成長した自分を実感しづらいと感じていましたが、社会人の方と「タイで何を感じ、何を学び、将来どのようになりたいのか」、さらには具体的な仕事の話までお話しできたことで、自分の感じてきたことを整理し、より深く自分と向き合うことができたように思います。本当に参加してよかったと、心から感じております。

リ- エマ ロ-レン 蘭さん(タマサート大学)

今回、実際に駐在員として現地で働かれている方のお話を伺い、進路を考えるうえで大変参考になりました。今後成長していく業界と縮小していく業界を見極めながら進路を選ぶことの重要性を学ぶことができました。また、「自分の好きなことが必ずしも自分の得意なことにつながるわけではない」という視点や、「会社は仕事内容だけでなく“人”で選ぶことも大切」というお話も非常に印象に残りました。今回のお話を通して、自分の将来をより現実的に考えるきっかけになりました。

草間勇輝さん(タマサート大学)

私はこれまで進むべき方向がはっきりと見えていなかったのですが、今回お話を伺う中で、少しずつ見えてきたように感じています。数多くの学びがあった中で、特に印象に残ったのは、人生において大切なのは「どこへ行ったか、何を達成したか」ではなく、「その時に何を感じたか」であるというお言葉です。アルバイトや留学といった経験は、達成した事実だけを見れば似通ってしまいますが、その過程で何を感じたかは人それぞれであり、それこそが自分の性質を表す基盤になるのだと知ることができました。今回の留学でも、好き嫌いや得意・苦手など、さまざまな経験をしています。それらを深めていくことが、自分ならではの経験になると教えていただき、この会に参加したことが自分にとって大きな意味を持つと感じました。今後のインターンシップにおいても、ただ達成するだけでなく、その時に自分がどう感じたのかを重視し、自分の進む方向をより明確にしていきたいと考えております。

佐藤由衣さん(タマサート大学)

皆さまとの対話を通じて、将来に対する考え方や具体的な選択肢、そしてそれを実現するための多様な手段を深く考察することができ、大変有意義な時間となりました。明確な目標を定められていなかった私にとって、今回の経験は将来を考えるうえでの大きな転機になったと感じています。特に、タイに駐在し働いている皆さんから、タイで展開されている具体的な業務内容を詳しく伺うことで、海外で働くことの魅力だけでなく、市場環境や異文化の中でビジネスを行う難しさについても知ることができました。この出会いを大切にし、皆さまのご活躍を目標に、自身のキャリア形成を行っていきたいです。

橋口真結さん(カセサート大学)

私は、就職活動が近づくにつれて不安を感じていました。しかし、この交流会に参加したことで、その不安は将来への期待へと変わりました。タイ留学を通して、タイという国や文化、そしてタイの人々が大好きになり、将来的にタイで働くことも視野に入れていました。そんな中、現在タイで活躍されている日本人の社会人の方々から直接お話を伺えたことは、非常に貴重な経験となりました。交流会では、さまざまなことに挑戦し目標を定め、それに向けて何が必要かを考える姿勢や、会社で「信頼」を得るための日々の努力、語学力やコミュニケーション力の重要性など、多くの学びがありました。また、日本企業で培った日本人としての強み、いわば武士道的な精神をタイの企業で生かしているお話や、食品業界における迅速な問題解決能力、さらにAIにはできない人間ならではの判断力の重要性も強く感じました。加えて、日本人ならではの気遣いをタイで実践された経験のお話は、私自身にとって非常に印象深いものでした。この会を通して、自分の改善点や、今後どのようになりたいかという目標がより明確になりました。タイ留学で得たさまざまな経験や挑戦の積み重ねを誇りに思い、それらを就職活動に生かし、将来の仕事へとつなげられるよう、これからも努力していきたいと強く決意しました。

小島春風さん
小島春風さん(マヒドン大学)

地球社会共生学部という私たちの学部の特性上、日本と他国とのつながりを意識することが多く、「国際社会で活躍したい」「海外で働いてみたい」という漠然とした思いを抱いていました。しかし、実際に海外で勤務されている方とどのように接点を持てばよいのか分からず、なかなか最初の一歩を踏み出せずにいました。念願の海外留学を通して、現地の学生や他国から来た学生と学び、日常生活を送る中で、さまざまな知見を得たり、今までにない価値観を持つことができたりと、自分にとってかけがえのない時間を過ごすことができました。留学も終盤に差し掛かり、この期間で得た経験を自分のキャリアにどのようにつなげていくべきかを考える段階に入らなければならないと感じていたところ、ちょうど今回の交流会の開催を知り、参加しました。

まだ本格的な就職活動を始めていない大学2年生の私にとって、ビジネスパーソンの方々と直接交流する機会は人生で初めてで、お名刺をいただくことも新鮮でした。興味のある業界で働く方のお話を伺い、自分のキャリアをより具体的に描けるようになりました。多岐にわたる業界のビジネスパーソンの方々とお話しする中で、どの方も「タイと日本では働く環境が良い意味で大きく異なり、毎日が新鮮だ」とおっしゃっていた点が印象的でした。中でも、新卒1年目からタイへの配属を希望し、外資系の広告代理店に勤務していらっしゃる方のお話は、強く心に残っています。海外勤務というと、日本で何年か経験を積んでから赴任するというイメージがあったため、そのようなキャリアの歩み方があることに衝撃を受けました。詳しく伺うと、ご自身の原体験をもとに「やりたいこと」「進みたい方向」を明確に言語化し、そこに到達するために必要なことを逆算して行動されている姿勢が印象的でした。自分とたった2歳差で、これほどの行動力・決断力・意志の強さを持つ方がいるのだと知り、自分自身のキャリアに対するモチベーションが上がりました。こうしてビジネスパーソンの方々とつながる機会に参加できたことは、本当に貴重な経験でした。ここで得たつながりや気付きを無駄にしないと決意しました。

小島春風さん
山本美月さん(マヒドン大学)

タイで働くビジネスパーソンの方々からお話を伺ったことで、海外で働くとはどういうことか、タイで働くメリットだけでなく、苦労や本音なども知ることができました。インターネット検索では得られない、生の声に触れられた貴重な機会でした。また、今回集まった方々は性別、年齢、業界が異なるにもかかわらず、在タイ社会人同士のつながりが非常に強いことも印象的でした。最初にお話を伺ったメディア関係の方からは、社会的役割や海外で取材し情報を得ることの難しさについて学びました。現場で何が起き、どのように情報が社会へ届けられていくのかを知ることで、ニュースの裏側にある判断や調査の存在が見えるようになり、海外で働くことの解像度が一気に上がりました。その姿勢からは、「好奇心を持ち続けること」の大切さが強く伝わってきました。一方、日本産農産物の営業を担当されている方のお話からは、生活に密着した商品であっても、タイ市場向けに交渉や工夫が必要であることを知りました。特に、タイの方々と仕事をする際には、ミスの理由を追及する姿勢や自ら申告する文化などが日本とは大きく異なり、「言わなくても分かる」という日本的な前提は通用しないという点が印象に残りました。この違いには、グローバルビジネスの難しさと面白さが同時に表れていると感じました。

お二人に共通していたことは、異文化の背景を理解し、人や情報を丁寧につなぐ姿勢こそが、海外で働くうえでの基盤になるという点です。今回のお話を通して、タイという場所で働くことのリアリティが高まり、実際にどのような仕事をし、どのような点が大変なのかを具体的に知ることができました。グローバルなキャリアへの関心もより強まりました。そして何より、大学の友人と行動を共にするだけでなく、自分の意思で動き、自分が何をしたいのかを主体的に考えたいというモチベーションにつながりました。今回の機会と出会いを、自分自身の学びに役立てたいと強く思いました。

金子颯夏さん(マヒドン大学)

まず、海外でお仕事をされている日本人の方々の生の声を伺えるという貴重な機会を得ることができ、本当に嬉しく思っています。以前から待ち望んでいたため、実際に参加できたことに大きな喜びを感じました。そして実際にお会いしてお話を伺うと、キラキラと生き生きした姿でお話しされていて、やりがいを感じながら目標に向かって働いている姿が強く伝わってきました。その姿を見て、私も目標に向けて努力を重ねていきたいと感じましたし、これまで将来の選択肢を狭めて考えていた部分も、もっと広げてみても良いのではないかと思うようになりました。また将来、自分が努力し続けたいと思える環境に身を置くことができるように、今からできることを頑張ろうと思います。

自分が生まれる前からタイで暮らしている方からは、現在とは全く異なるタイの姿や衝撃的な経験を伺うことができ、大変興味深く感じました。また、言語能力の重要性や、自分が苦しいと感じる環境に身を置くことが確実な成長につながるというお話も印象に残っています。さらに、自分と年齢が近いにもかかわらず、タイでバリバリと働いている方のお話も印象に残っています。理想や目標に近づくために常に行動し続けている姿勢に深く尊敬の念を抱き、私自身もそのような行動力のある人間でありたいと強く感じました。今まで実際にお仕事をされている方と直接お話しする機会がなかったため、ビジネスの現場がどのような実態であるのか不透明でしたが、現場の方との会話を通して解像度が上がったと感じましたし、参加して本当によかったと感じています。

あと2週間ほどで日本に帰国してしまうことが本当に名残惜しいのですが、残された時間の中でできる限りのことを吸収し、タイでの経験を最大限持ち帰りたいと思っています。そして帰国後も、タイで感じたことや経験したことを無駄にしないように行動していきたいです。

田中柚名さん(マヒドン大学)

今回の交流会を通して、さまざまな職業・年齢の方々とお話しすることができ、自分の視野が広がったと感じました。学生時代はどうしても同年代の人と関わることが多く、社会人の方々と接する機会はあまりありません。だからこそ、今回のように社会人の方々と直接お話しできたことは、同年代からは聞くことのできない企業の話や人生観に触れられる貴重な経験となりました。そしてお話を伺う中で、私は2つの重要な気付きを得ました。1つ目は「経験の重要性」です。いかに経験を積んできたかが、長い社会人生活の中でポイントになってくると感じました。2つ目は「さまざまな人と話すことの重要性」です。話した人の数だけ視野が広がると感じました。これからも多くの人との出会いを大切にしたいと思います。

教員からのコメント

林拓也教授(地球社会共生学部)

今回の交流会は、地球社会共生学部での学びを「現地での体験」として深めるうえで、非常に大きな意義を持つものだったと感じています。海外で活躍する日本人のビジネスパーソンの方々と直接お話しできることは、学生にとって単なる情報収集ではなく、「自分は何者で、どこへ向かおうとしているのか」を考える強い刺激となります。私たち地球社会共生学部としては、このような交流の場を今後も継続的に創出していくことが重要だと考えています。特に、留学の初期段階で現地の社会人と出会うことは、学生が海外で学ぶ意義を実感し、主体的な姿勢を早い段階から育むために非常に効果的です。「留学したからこそ出会える大人たち」との対話は、学生の価値観を豊かにし、学びのプロセスをより深く、立体的なものにしてくれます。

地球社会共生学部は、国境を越えて他者と協働し、共生社会の実現に寄与する人材育成を目指しています。そのためにも、現地社会と学生をつなぐ場をさらに広げ、留学生活がキャリア形成に直結する仕組みを今後も構築していきたい と考えています。今回ご協力いただいた皆さまとのご縁を大切にしながら、学生の学びがより深く豊かになる機会を、引き続き増やしていく予定です。

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