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NEWS(教育人間科学部)

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2026.07.06

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心理学を“研究する”学びの場 教育人間科学部心理学科 ゼミ選択から,研究活動・ゼミ活動まで

青山学院大学教育人間科学部心理学科では、2年次後期にコースとゼミを選択し、3年次から本格的な研究活動への取り組みがはじまります。コースは、心理学を幅広く学びながら自由度の高い履修ができる「一般心理コース」と、公認心理師や臨床心理士などの資格取得を視野に専門的な科目を履修する「臨床心理コース」の2つに分かれています。一方ゼミは、コースに関わらずどの教員のゼミでも選択することができ、学生の関心に応じて研究分野を選択することが可能です。

学生は、例年11月頃に先輩たち(青山心理学会研究委員会)が主体となっておこなうゼミ説明会に参加し,興味あるゼミについて情報を収集します。各ゼミの進め方や研究の特徴を知ったうえで希望のゼミに志望理由書を提出しますが、最終的には選考を経て決定します。心理学科には現在11名の教員のゼミがあり、そのいずれかに所属することになります。主に3年次の必修科目である「特別研究演習」を中心に研究を進め、学生は自らテーマを設定し、研究計画の立案、調査や実験、データ分析、論文執筆までを経験します。さらに4年次には,「卒業論文」(選択必修:希望者のみ)に取り組むこともでき、研究をより発展させることが可能です。

特別研究演習と卒業論文では、学生一人ひとりが自分の興味や問題意識を出発点として研究を行います。個人で研究を進めることが基本ですが、同じテーマに関心を持つ学生同士でグループとなり、議論を重ねながら研究を深めることもあります。また、ゼミによってはゼミ合宿や自主勉強会などをおこなっています。さらに、地域の人々が集まるフィールドや学校などの臨床現場を訪れ、交流や観察を通して研究を深めるゼミもあります。こうした様々な活動を通じて、学生は心理学の知識を実際の社会や現場と結びつけながら理解を深めていきます。

学生たちが取り組んでいる研究テーマの例は次の通りです。多様な興味・関心が活かされたテーマで研究しています。

・空想の多面的特徴と性格特性の検討
・ユーモア志向がゆるし傾向性に与える影響の検討
・日本人の外向性は行動指標においても低下しているのか
・音楽教育が性格特性と自尊感情に与える影響
・組織における心理的居場所感と自己効力感の関連
・友人からの慰めに対する受け手の心理
・先延ばし行動に関する一考察
・子どもの頃の習い事経験とその意味づけ
・隠す行為が視線行動に及ぼす影響
・生理指標による愛着と攻撃性の関連の検討
・知的障害のための選挙・投票支援に関する研究動向
・教科書のユニバーサルデザイン化に関する調査
・Z世代の価値観の個人差と承認欲求・承認探索行動
・色彩がもたらす購買心理
・コミュニケーションの対象となるアバターによる印象の変化
・ネグレクト環境の体験世界と被養育体験の意味づけ
・学生時代に母親が病気をした大学生の経験はどのようなものか

ゼミ活動では、心理学の理論や研究法を活用しながら「こころ」を科学的に探究していきます。研究は必ずしも思い通りに進むとは限らず、調査や実験の過程で試行錯誤することも少なくありません。しかし、その経験を通して課題に向き合い、考え、乗り越えていく力を身につけていけるのです。自分自身の関心を出発点に研究に取り組むことで、探究心や好奇心を持って楽しみながら学び続ける姿勢を育てることも大切にしています。心理学科のゼミは、心理学を「知る」だけでなく、「研究する」学びへと発展させる場となっています。