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2011.09.27
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第5回「全日本ジュニア短歌大会」で文学部日本文学科日置俊次ゼミの学生14名の作品が中根誠賞(選者賞)等に入賞
第5回「全日本ジュニア短歌大会」(主催:日本歌人クラブ、後援:文化庁・毎日新聞社)高校・大学生の部において、文学部日本文学科日置俊次ゼミの落合千春さん(4年)他14名の本学学生が、下記のとおり入賞しました。
日置ゼミでは、本大会をはじめとし、さまざまな短歌コンクールにおいて入賞者を輩出しています。
「全日本ジュニア短歌大会」は、ジュニア短歌の育成を目的として開催される大会で、第5回は、高校・大学生の部において3,154作品の応募がありました。
2011年9月17日(土)、明治神宮参集殿において、表彰式が行われました。
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中根誠賞を受賞した落合 千春さん
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秀作賞を受賞した大久保 勇輝さん
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秀作賞を受賞した斯波 希さん
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中根 誠賞 落合 千春さん (日本文学科4年)
傷跡の残る机に手を触れて少年のころの父に出会った
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秀作賞 大久保 勇輝さん (日本文学科4年)
好きな子におんぼろ傘を渡す時「んっ」しか言えない男心は
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秀作賞 陶山 華子さん (文学部日本文学科3年)
どうしてもあなたと机つけたくて教科書忘れる春のはじまり
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秀作賞 古屋 友莉さん (日本文学科3年)
窓際へそれぞれの母の手づくりの弁当持って寄せあう机
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秀作賞 茂木 香奈枝さん (日本文学科3年)
梅雨の日の帰りの電車に忘れられた赤い傘から雫が垂れる
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秀作賞 斯波 希さん (日本文学科3年)
「こうもり」と洋傘を呼ぶ曾祖母の明るい笑顔雨いまあがる
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優良賞 飯島 真郁さん (日本文学科4年)
眼鏡とりゆがんだ世界に立ち返る見えないことにすこし安堵す
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優良賞 七澤 久実子さん (日本文学科4年)
傘のなか君の隣にいられるなら嫌いな雨も好きになるかも
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優良賞 保高 亜紀さん (日本文学科4年)
君が持つ大きな傘に隠れたら信号待ちでキスをねだろう
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優良賞 森 明さん (日本文学科4年)
ほうき型に壊れた傘はうっとりと魔女と空飛ぶ夢を見ている
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優良賞 小林 光大さん (日本文学科3年)
母親の帳簿を照らす机の灯夜更けに帰るわれを戒む
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優良賞 新沼 唯さん (日本文学部3年)
起きてたと言い張る君の額には机の跡がくっきり残る
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奨励賞 伊藤 あゆなさん (日本文学科3年)
「忘れたい」と「大好き」を石に乗せ投げるしぶきと涙がまじる多摩川
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奨励賞 玉井 竜太さん (日本文学部4年)
傘一本たずさえて待つ人を見てさびしくなりぬ水無月の夜