久保田拓未さん（理工学研究科博士前期課程電気電子工学コース1年、米山淳教授研究室所属）の研究発表が、8月29日（月）に慶應義塾大学で開催された「第7回 学生研究発表会」（電気学会 東京支部主催）において「優秀発表賞」を受賞しました。

同発表会は、電気学会東京支部が初めて学会発表を行う学生（大学4年生および大学院1年生）を対象に開催しているもので、同賞は、研究発表会に参加した学生の相互評価によって、研究内容およびプレゼンテーションの優れた研究発表におくられます。
今大会では、135名の学生が研究発表を行い、うち21名の学生に「優秀発表賞」がおくられました。

久保田さんの研究発表は「クアッドコプターの位置・姿勢運動のための非線形追従制御」です。クアッドコプターはドローンなどの呼称で一般に広く知られ、近年、実応用に向けた自動制御技術が研究されています。実際の応用では、複雑な環境の中で自律的な飛行を行わなければならず、障害物を回避する制御技術が要求されます。そこで、久保田さんは、クアッドコプターが指定された経路や姿勢を追跡する制御手法の研究を行うことにより、障害物回避を実現するためのアプローチを検討し、その可能性を示しました。

久保田さんの発表は、研究内容およびプレゼンテーションのまとめ方、わかりやすさ等が評価され、同賞にふさわしいと認められました。