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2024.01.09
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【理工学研究科】上野藍香さん(理工学研究科)らが「11th IEEE R10 Humanitarian Technology Conference」で BEST PAPER AWARD を受賞
2023年10月16日(月)~18日(水)、インドのラージコートで行われた「11th IEEE R10 Humanitarian Technology Conference」において、上野藍香さん(理工学研究科 理工学専攻機械創造コース博士前期課程2年、熱流体制御研究室(麓耕二教授研究室)所属)らが BEST PAPER AWARDを受賞しました。
上野さんは、主に脳血管障害の患者に対する低体温療法に用いられる血液熱交換用カテーテルの研究に取り組んでいます。具体的には、CFD(Computational Fluid Dynamics)による三次元熱流体シミュレーションを駆使し、血管内に留置する熱交換用バルーン型カテーテルの最適形状を探索しています。この度、カテーテル周りの血流による渦の存在やせん断速度の把握、さらには熱交換特性とそれによる血栓の形成を抑制する条件について明らかにした点が大きく評価されました。
今後、熱流体工学的なアプローチによって最適形状を有する熱交換用カテーテルの開発が進むことで、医学的な諸問題の解決に役立つことが期待されます。
本学ウェブサイトに過去のインタビュー記事も掲載しています。ぜひご覧ください。