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2023.03.23

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心理学科20周年イベントを開催

2023年3月12日(日)、青山キャンパス大学17号館17309教室をメイン会場に「心理学科20周年祝賀会」を対面開催し、在学生、卒業生、教員、退職教員等約250人が一同に会しました。

坂上裕子教授と繁桝江里教授(ともに教育人間科学部心理学科)の司会のもと、開始に先立ち伊藤悟教授(大学宗教主任・教育人間科学部教授)による開会祈祷が行われました。続いて祝賀会委員長の北村文昭教授(教育人間科学研究科心理学専攻主任)は、「皆さん、お帰りなさい!」の開会の発声のあと、今回公募で採用された心理学科の20周年マークや2024年に完成予定の大学新図書館等を紹介し、「「出会いと再会のひととき」を楽しんでください。」と呼びかけました。つづいて杉本卓教授(教育人間科学部教育学科主任)、小木曽一之教授(教育人間科学研究科教育学専攻主任)による挨拶がありました。

次に小俣和義教授(教育人間科学部心理学科主任)の司会のもと、「心理学科20年の歩み、そして未来へ」をテーマに心理学科教員と卒業生によるシンポジウムが行われました。

遠藤健治教授(教育人間科学部学部長)は、1974年に文学研究科に心理学専攻博士後期課程が設置されてから、50年にわたる心理学科設立の苦労話から現在にいたるまでのエピソードについてユーモアを交えながら説明し、卒業生にはなつかしい厚木キャンパス等の画像も紹介しつつ、和やかな雰囲気の中、心理学科開設20年の歩みを振り返りました。また卒業生の佐野智子さん(現城西国際大学教授)は学部・大学院・助手時代を振り返り、いつでも質問でき丁寧に教えてくださる先生方の研究者・教育者としての姿勢と素晴らしい人間性に心打たれたお話しや、先生方の教育姿勢と青学の自由な精神が学生に浸透していることを紹介されました。また心理学科第2期生の吉澤英里さん(現星槎道都大学准教授)は、相模原キャンパスで過ごした日々や学問としての心理学の学ぶ楽しさについて、心温まる体験談とともに披露されました。元院生助手で卒業生の横山舜さん(現青山学院大学非常勤講師)は、学生時代に先生方の背中で学んだことや、助手としてコロナ禍で苦労されたエピソードについて触れた後、自分の中に遺ったものを今後社会に還元したいというお話をされました。

つづいて、薬師神玲子教授から、心理学科では多彩な研究が可能な実験室等の施設面での整備を進めていることが紹介されたあと、指定討論として「これからの心理学科に期待することはなんですか」をテーマに、佐野さん、吉澤さん、横山さん、遠藤教授から意見をうかがいました。「環境・施設設備の充実を十分使い、社会との連携でいろいろな問題を研究の場を使って解決に導く協働が必要。そのためにも教育・研究者としての姿勢を学生に見せていければと思います。」「心理学科の強味を発揮してほしい。教員のみならず社会で活躍する卒業生との連携にも期待します。」「コロナが落ち着いてきた今、さまざまなアクションを起こしていたいです。」「社会の変化や社会からの要請等も多いが、多様性をもたせるためにも、できることをできる範囲で対応していくことが大切。そのためにも卒業生の方々に母校の下支えしていただきたい。」とのメッセージをいただきました。

子どもの遊びコーナーを用意する等、気軽に参加して楽しんでいただける工夫もしました。歓談の時間を通して親睦を深めた後、在学生による企画「時間の都合で20問は出すことできないよ!心理学科20周年記念クイズ!」でさらに会場の雰囲気が盛り上がりました。2022年度退職される遠藤教授への記念品・花束贈呈のあと、最後に集合写真撮影を行い、盛況のうちに閉会しました。